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整形外科 外科 リハビリテーション科

複合性局所疼痛症候群 CRPS Complex regional pain syndrome

 小さいケガ、捻挫、打撲、骨折の後に、本来の外傷とは異なる強い痛みが広範囲に起こってくる病気です。

 最初は痛みと腫れ、発赤が起こります。ケガをした範囲より広く症状が出ます。指のケガなのに腕全体とかが変化します。

 この病気の方は、元のケガは治っているにも関わらず、とても痛がります。夜も寝られないと言われます。慣れた医師なら診断は比較的簡単です。

 原因は受傷した部位の神経回路が余分に出来て痛みを増幅すると言われていますが本当かどうかは分かっていません。いずれにせよ、外傷に不釣り合いな症状がでることから患者さんの不安は大きなものと言えます。

 治療はなかなか難しいことがあります。患者さんと主治医との信頼関係が構築できないとうまくいかないと思います。多くの場合は治療に反応して良くなっていきますので焦らず根気よく治療を行うことが大切です。

 理学療法なかでも温冷交代浴を指導し、投薬も疼痛管理をしっかりと行います。またある程度、動かすことも重要ですので負担が少ない範囲でトレーニングを行います。
 
 本日のコラム204 日本版CRPS判定指標

CRPS臨床用判定指標(CRPS研究会,2008)自覚的症状(病気のいずれかの時期に、以下の自覚的症状のうち2項目以上該当すること)


1.皮膚・爪・毛のうちいずれかに萎縮性変化
2.関節可動域制限
3.持続性ないし不釣り合いな痛み、しびれたような針で刺すような痛み、または知覚過敏
4.発汗の亢進ないしは低下
5.浮腫他覚的所見(診察時において、以下の他覚的所見の項目を2項目以上該当すること)

1.皮膚・爪・毛のうちいずれかに萎縮性変化
2.関節可動域制限
3.異痛症(触刺激または熱刺激)ないしは痛覚過敏(ピンプリック)
4.発汗の亢進ないしは低下
5.浮腫