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整形外科 外科 リハビリテーション科

単純性股関節炎 Transient Synovitis of the hip

 4-6才の学童期までの小児に多く見られる股関節の炎症です。原因はよく分かっていませんが、先行するウイルス性疾患のあとで発症するケースも3割程度あるとされています。

 股関節をいずれの方向に動かしても痛みが出ます。股関節の痛みとそれによる跛行を認めます。38.5°以上の発熱やCRPが2.0mg/dlの場合は穿刺して細菌感染(化膿性股関節炎)を除外診断します。通常は痛みに応じて局所の安静(松葉杖などによる免荷)を行い、希望により消炎鎮痛剤などを使います。局所安静をしっかりと行えば1週間ほど(場合により数週間)で改善します。長引く場合はペルテス病などの他の股関節疾患を考慮します。

 診断はレントゲン撮影に加えて超音波断層撮影を行います。超音波所見として、関節内水腫があります。これは急性の滑膜炎によるものです。適時、血液検査を行います。症状が継続する場合は除外診断のためにMRIにて精査します。