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整形外科 外科
リハビリテーション科

翼状肩甲骨 winged scapula

 肩甲骨は胸郭に筋肉や腱で固定されある程度自由に動くように出来ています。従って筋や腱の異常が起こると位置や形状が変化して見えることがあります。

 翼状肩甲骨は文字通り肩甲骨が翼のように浮いた感じになります。これは前鋸筋という筋肉が弱ったり麻痺したりして起こります。片側の翼状肩甲骨は前鋸筋麻痺で起こりますが、両側ともになる場合は、筋ジストロフィーの可能性があります。

 前鋸筋の単独麻痺は長胸神経麻痺で起こります。テニス、ゴルフなどで起こることがあります。単独麻痺の場合は、保存的に経過を見ます。神経麻痺を起こすような疾患がある場合はそれの治療を行います。