表紙に戻る
池田医院・診療日記
信頼とまごころの医療 からだにやさしい医療をめざして

整形外科 外科 リハビリテーション科

過去ログ
2015.4
2015.5 2015.6 2015.7 2015.8 2015.9 2015.10 2015.11 2015.12
2016.1 2016.2 2016.3 2016.4 2016.5 2016.6 2016.7 2016.8 2016.9 2016.10 2016.11 2016.12
2017.1 2017.2 2017.3 2017.4 2017.5 2017.6 2017.7 2017.8 2017.9 2017.10 2017.11 2017.12
2018.1 2018.2 2018.3
2018年4月  春が来た!
 1日(日) 
 
2日(月)  本日のコラム349 レントゲンでも骨折が見えないことがよくあります

 レントゲン撮影をしても骨折が分からないことがよくあります。これはレントゲンの特性によるもので、骨折があっても隙間が無ければ、写らないからです。 正確に言うと、写ってはいますが隙間が無いので見えないのです。時間が経つと腱や筋肉に引っ張られて骨折した部位が離れてきます。


 痛みが改善しないので、よその医療機関を受診したら「骨折がある」と言われて驚かれることが度々あります。これも同じことで骨折を見逃しているのでは無く、骨折が見えないことにより診断できなかったのです。後から見つけて「どうだ」と自慢げに勝ち誇ったような顔をする医師はまだまだ二流で、一流はきちんと「後医は名医」であると説明します。

 初見の場合は、後からズレてきて骨折が見つかることがあるとしっかり説明しておくことが大切です。
 
 
3日(火)  本日のコラム350 骨は折れても歩けます

 たびたび説明するのですが、骨が折れても歩ける人はよくいます。逆に折れてなくても歩けないこともあります。歩ける歩けないで、骨折の有無を判断するのは危険です。疑わしいときはレントゲン撮影を必ず行います。骨折が写れば間違いありませんが、写らないからといって骨折がないと判断するのは早計です。

 無いことの証明は困難で、骨折が見つからなくとも、例えば痛みが強く骨折が疑われる場合は、それに準じた治療を行います。その上で一週間後にレントゲンを再撮影、加えて痛みが強いときなどは、場合によりMRI、CTを追加検査します。
 
 4日(水) 
 
5日(木) 本日のコラム351 お待たせしました。パワーリハビリの導入をおこないました。


  平成30年4月6日よりパワーリハビリを開始。

 パソコン、ICカードによる運動履歴管理で、『より安心』で『より効率的なトレーニング』を実現。カードを挿入するだけで設定された「負荷」「回数」「セット数」などが自動で入力されます。トレーニング終了時に、操作パネルに表示される評価のスイッチを押すと、次回のトレーニングに必要な負荷をカードに自動設定。利用者の体力に合った適正な負荷が毎回得られます。トレーニングや筋力測定の結果はグラフで表示することができ、簡単にレポート出力が可能です。効果が視覚的に理解できるため、利用者のモチベーションが上がると同時に、ご家族の満足度も高まります。
 
  普通に生活していても、年間1%筋肉が衰えます。10年で10%ですから、積もり積もって歩くのも大変になりがちです。高齢になると、単純に筋肉が衰えるだけでなく、バランス力や反射神経も鈍ってきます。加えて、腰や膝の変形を抱えて痛みや歩行障害が出ます。このように年齢と病気が複雑に絡み合った身体をもう一度使えるようにトレーニングするためには、闇雲に行っても身体を壊すばかりです。病気の手当を行いながら、ひとりひとりに合ったリハビリを行わなければなりません。

 当院では、病気の快癒のみならず、生活の質の向上を目指して運動器の障害を改善して行きたいと考えています。
 6日(金) 
 7日(土) 
 8日(日) 
 
9日(月) 
本日のコラム352 パワーリハビリテーション

 すごく楽しいと評判です。マシンは、ひとりひとりのデータをICカードを使ってコンピューター管理しています。すでに100名以上の方が参加されています。カードが無くなってきたので追加発注しました。ジムに通って筋トレされている人は、最初からある程度上げないと初期設定では軽いようです。初回は、体重から割り出した値で行うのですが、そこそこ筋力がある人には弱めに感じます。もちろん、最高の設定は遙か上になりますので、少々の力自慢でもなかなか上限までいける人は少ないかと思います。

 がんばりましょう。

 
 
10日(火)  
本日のコラム353 なぜパワーリハビリテーションなのか? 導入の真意

 そもそも健康で元気であれば、医療機関は不要です。同様に介護施設も不要です。とはいえ、年齢を経るとともに病気が出たりあちこち弱ります。人生は限られていますから、出来るだけ医療や介護に費やす時間、費用は短く少ない方がよく、仕事や趣味に充実した人生を送っていただきたいと考えています。

 元気で長生きして充実した人生を送るには、必要最小限の医療と介護で済むように心がけることが大切です。昔に比べたら体も弱ってきて、腰痛や膝に痛みがあり、加えて筋力の低下が起こるようになると、生活はどんどん縮小して家に閉じこもるようになります。そして、徐々に寝たきりへと転げるように進行していきます。

 このような晩年を迎えるのは、あなた自身や家族にとって、とても辛いものです。自立した生活を送るためには、体の痛みや不自由さを改善させる必要があります。

 当院では、体の痛みを治す治療はもとより行っています。これに筋トレも行ってきましたが、今回、より強力に自立した生活を送れるためにマシンによるパワーリハビリテーションを導入しました。これにより、将来の医療費や介護費を大幅に減らすことができ、また充実した楽しい人生を送るための一助になるかと考えています。
 
 11日(水) 
 
12日(木)  本日のコラム354 ワンストップ池田医院

 ワンストップというのは、あちこち行かなくても1箇所のアクセスで全てが補えるという意味です。医療機関では、機能分化が進んでいますので、なかなかワンストップという訳には参りません。それでもそういう努力はあってよいと考えます。当院では運動器がメインですし、他科の疾患を診ることはありません。運動器の範疇での努力となりますが、元気で長生きして笑顔で過ごしていただけるよう努力しています。パワーリハビリテーションを導入したのもこの一環です。高齢になると、変形や変性が進み、痛みやしびれ、それにともない筋力が低下し、またバランスも悪くなってきます。この悪循環を断ち切るには、個々の疾患を治療しつつ、筋トレを楽しく行ってもらうのも良いのではないかと考えています。
 
 13日(金) 
 14日(土) 
 15日(日) 
 
16日(月)  本日のコラム355 他山の石 毎度のことで説明不足

 経験を積んだ医師にしてみれば、ありふれた病気やケガでも、当の本人にしてみれば初めてで、知識も無くオロオロするばかり。やはりありふれて見慣れた病気やケガでも丁寧な説明を心がける必要があります。

 先日も他院から当院へ来られた患者さん。他院でしっかりとした説明をせずに治療を進めたものですから憤慨して来られました。当たり前のことですけど、やはりきちんと説明し、納得していただいた上で、治療に当たることが大切です。
 
 17日(火) 
 18日(水) 
 19日(木) 今日はとても混んでました。お待たせしてすいませんでした。
 
20日(金)  本日のコラム356 パワーリハビリで膝の痛みが改善する人が続出しています


 マシントレーニングを導入してから、膝の痛みが軽減したという方が結構おられます。膝周りの筋肉を鍛えると安定して炎症が減少、その結果、膝の痛みが軽減するという理屈なのですが、これまで四頭筋訓練を行って来た人でも、症状の更なる改善を認めていますので、とても効果があると思います。

 普通に立位で屈伸すると体重が大きくかかるために膝をかえって痛めやすいのですが、コンピューター管理されたICカードで、体重よりかなり軽い力で開始することができ、これが症状の改善に効果を発揮していると考えます。


 膝の痛い方は老若男女に関わらず、やってみることをお勧めします。
 
 21日(土) 
 22日(日) 
 
23日(月) 本日のコラム357 他山の石 おごる平家久しからず

 今日、病院に患者さんを紹介するために電話連絡したところ、あちらのスタッフからずいぶん偉そうに言われたそうです。まあ、そういう対応されたらこちらも患者さんを紹介したく無くなります。いずれは駄目になっていく病院なのでしょう。スタッフ教育はしっかりと行うべきです。
 
 
24日(火)  本日のコラム357 環軸関節回旋位固定

 環軸関節で回旋位の固定が起こる疾患です。明らかな外傷を契機に起こることも、微少な外傷やはっきりとした原因が分からないこともあります。主に子供に見られますが、大人の発症も報告されています。

一側の頚部痛で発症します。痛い方に頸が回旋して固定されます。(cock robin position)典型例では、自動的にも他動的にも頸を動かせません。診断は、これらの症状に加えて、開口位レントゲンにて歯突起の左右への偏位が見られます。側面像では環椎の回旋に加えて、前方への亜脱臼見られることがあります。CT検査は有効で、回旋度、環軸関節の脱臼・亜脱臼の有無がわかります。

 CTによるFielding分類TypeIからTypeIVまであります。TypeIは、回旋位固定はあるが、環軸椎の前方脱臼・亜脱臼が見られないもので、通常、痛みや可動域制限も比較的軽く、積極的治療を行わなくとも、数日で改善することが多い。数日で改善しない場合は、消炎鎮痛剤や頚椎カラーを使用します。

 一週間以上症状の改善が無い場合は、入院してベッド上安静や牽引治療を行うのが望ましい。まれにTypeIから進行してII〜IIIに移行するケースもあるとされています。

 症状が出て1-3ヶ月は、整復後、ハロー牽引やハローベストによる治療が必要となります。不安定で再発することも多く、再発例、不安定例や三ヶ月以上症状が続くケースでは、環軸椎後方固定術を行います。
 
 25日(水) 
 26日(木) 
 
27日(金) 本日のコラム358 知らない病気は気がつかない法則

 病気のことを知っているから診断出来るのであって、知らない病気は目の前にいてもそのまま見逃してしまいます。もしくはほかの病気と誤診してしまいます。

 それゆえにせめて専門領域に加えてオーバラップする領域は勉強しておかないといけません。問題は、それほど熱心に勉強するドクターは一握りだということ。多くは不勉強のままなんとか診療をこなしている訳ですが、それも困ったものです。

 論文や専門書を読み、新しい知識を構築していく作業は大変ですが、頑張らないといけません。
 
 28日(土) 
 29日(日) 
 30日(月)
 31日(火)