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筋膜性疼痛症候群(MPS) myofacial pain syndrome 〜エコーガイド下筋膜リリース

 
 筋膜性疼痛症候群(MPS) myofacial pain syndrome 〜エコーガイド下筋膜リリース

 痛みの強いところに局所麻酔薬を使ってブロック注射をおこなうことをトリガーポイント注射といいます。筋肉の表面は筋膜で覆われており、痛みを感じる侵害受容器が多数分布しています。

 筋膜に炎症が起こったり、癒着が生じると侵害受容器が刺激されて痛みを感じるようになります。この痛みはなかなか厄介で、痛み止めなどの投薬治療に抵抗して頑固に継続することがあります。これらの痛みに対して局所麻酔薬を筋膜に沿って注入すると、劇的に改善することがあります。麻酔作用時間以上に効果が持続するのはよく経験します。

 また筋膜に局所麻酔薬よりも生理食塩水を注入したほうが鎮痛効果が得られるとする論文も1980年代にLancetに掲載されています。

 近年、この頑固な痛みを引き起こしている筋膜炎を筋膜性疼痛症候群と呼び、超音波ガイド下に局所麻酔薬もしくは生理食塩水を用いて筋膜リリースを行い、症状を劇的に改善させる手技が徐々に広まってきています。

 当院においても肩、腰などの筋膜性疼痛に対して、エコーガイド下で筋膜リリースを行っています。エコーはコニカミノルタのHS-1(*Simple Needle Visualization機能搭載:針先が青く描出され安全性が高まっています。)を使ってより安全に穿刺が出来るようにしています。


 *Simple Needle Visualization 機能:独自の画像解析処理技術により穿刺針と推定される変化を認識しBモード画像上に穿刺針強調表示を行う機能です。(コニカミノルタ社 HPより)

 
筋膜性以外の痛みの場合、残念ながら筋膜リリースは効果がありません。従いまして筋膜リリースをするか否か適応があるかどうかは、きちんと診察を行った上で判断します。このため筋膜リリースを希望されても、病状によってはご希望に添えないこともあります。
 

 
生理食塩水のみを使ったエコーガイド下筋膜リリースは健康保険適応外で自費となります。(当日行った一連の医療行為が保険適応外となります。混合診療禁止のため)


 初回:10,000円(初診料3,000円+エコー料3,500円+筋膜リリース料3,500円、生理食塩水代含む)
 2回目以降:9,000円(再診料2,000円+エコー料3,500円+筋膜リリース料3,500円、生理食塩水代含む)

 *生理食塩水ではなく、局所麻酔薬を併用した場合は保険適応となります。