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整形外科 外科 リハビリテーション科

 間違いシリーズ10 捻挫・突き指後の関節変形

 骨折の有無にかかわらず、関節を固定すると多少動きにくくなります。関節が固まる原因は皮膚の拘縮、関節周辺の癒着、骨の変形などがありますのでそれぞれの原因に対し予防し対応する必要があります。骨の変形は骨折を出来るだけ元通りに治すことで予防できます。関節周辺の癒着による拘縮は、出来るだけ早期に可動域訓練を行うことによって予防できます。皮膚の損傷は拘縮が起こらないように外傷後より対応をする必要があります。形成外科へのコンサルトを怠らないことが大切です。

 成人の場合、関節を4週間固定したままだと動きにくくなります。したがって関節の可動域訓練を可能であれば早期より行うようにします。特に手指関節のうち、第2関節(PIP関節)は拘縮が起こりやすく後遺障害が起こりやすいので細心の注意を払います。手指の場合、骨折が治るのに4週間、拘縮は3週間ぐらいから始まってきますので必ず可動域訓練を早期に開始して拘縮が起こらないように努めます。

 そういった対応をきちんと行っても場合により可動域が落ちることもあります。そのときは根気よくリハビリを行い、改善しなければ状況により拘縮を剥離する手術を行います。誰しも手術をしたくはありませんから、外傷の初期対応をしっかりと行うようにします。


 放置して指が曲がったままとなり慌てて来られる方もときにおられますが、ケガを侮らずに早めに受診をするようにしてください。