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整形外科 外科
リハビリテーション科

母趾種子骨障害 Hallux sesamoid bone disorder

 バスケット、バレーボールのように走ったりジャンプを繰り返す運動、剣道のように足を床に強く踏みつける動作を繰り返していると母趾の種子骨(内側種子骨、外側種子骨)に炎症が起こり痛みが生じます。母趾種子骨は第1中足骨と関節面を形います。炎症が起こると母趾根部の足底部分に痛みが出ます。

 レントゲンや超音波断層撮影を行って状態をみます。進行したものですと種子骨が疲労骨折していたり骨萎縮(骨壊死)を起こすことがあります。外傷性に新鮮骨折が生じた場合はギプス固定を行います。¥

 保存治療はまず痛む運動を控えます。種子骨の痛むところを少しへこませて免荷する足底板を作成します。ある程度厚みがないと効果がありません。局所のステロイド注入も効果があるとされています。痛みが解消しない場合は種子骨を摘出することもあります。