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整形外科 外科
リハビリテーション科

腸恥包炎(腸恥滑液包炎) Iliopectineal Bursitis

 腸恥隆起と腸腰筋の間にある滑液包が繰り返す運動や微少な外傷などによって炎症を起こす病気です。腸恥関節包は股関節の関節包と通じていることが多いとされています。

 症状は股関節前面の痛みと鼡径部痛です。鑑別診断としては骨関節炎、腫瘍性病変、関節リウマチ、大腿骨頭壊死などがあります。

 腸恥包炎は超音波断層撮影で股関節前面〜その周辺に単房性もしくは多房性の嚢胞を描出することがあります。

 治療は対症療法となります。