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整形外科 外科 リハビリテーション科 |
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インピンジメント症候群 impingement syndrome インピンジメントは「衝突」という英単語です。ですからインピンジメント症候群というのは、何かが「衝突」して引き起こす病気ということになります。 肩関節のインピンジメント症候群が有名ですが、股関節や足関節でも起こります。この項では、よく見られる肩峰下インピンジメントについて説明します。 肩峰下インピンジメントは、肩関節を外転といって外側に広げてあげたときに上腕骨頭と肩腱板が上方の烏口肩峰アーチと衝突することによって痛みや可動域の制限を起こす病気です。五十肩(肩関節周囲炎)とよく間違われます。要するに肩を上げたときに腱板や骨頭がつっかえてしまうのです。加齢による変化や肩をよく使う野球や水泳などのスポーツ障害として起こります。外傷等で腱板が断裂しても隙間が狭くなって衝突しやすくなります。 最初は肩を上げていくと60-90度あたりで痛みが生じそれ以上あげにくくなります。このとき挟み込まれた滑液包も炎症を起こします。安静にすると症状は改善しますが、これを繰り返すと慢性化します。 治療は初期の場合は局所の安静で治ります。症状により注射、内服薬等を使います。慢性化すると関節鏡を使った手術を行うことがあります。 |
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肩峰下インピンジメント インピンジメントは「衝突する」「挟み込む」という意味です。肩関節インピンジメントは可動時に肩関節周辺の骨、軟部組織が衝突することによって痛みや可動域の制限が出ます。 <分類> 肩関節インピンジメントは以下に分類されます。 1)肩関節内インピンジメント(肩甲上腕関節内で生じる) 2)肩関節外インピンジメント(滑液包側で生じる) ア)肩峰下インピンジメント イ)烏口下インピンジメント 肩峰下インピンジメント(Neerの定義):1972年、Neerは「上腕骨大結節の棘上筋・棘下筋付着部ならびに肩峰下滑液包が肩関節挙上時に烏口肩峰アーチ(肩峰、烏口肩峰靱帯、烏口突起)を通過する際に機械的圧迫を受けることにより疼痛が生じる。」とした。 <原因> 機能的要因:肩甲帯周囲の機能不全により肩関節の休心位の異常や肩甲骨の運動障害→保存療法が絶対適応 機械的要因:腱板断裂や石灰沈着、大結節骨折後の変形治癒など解剖学的破綻→時に手術 肩峰下インピンジメント症候群では肩関節の痛みと可動域制限が主訴となる。 |
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