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信頼とまごころの医療
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整形外科 外科
リハビリテーション科

筋肉の再生 muscle regeneration

最近の知見として、筋肉の再生はこれまで考えられてきたより旺盛で、条件を整えてやれば瘢痕化を減らし、機能的にも形態的にも回復することが分かっています。
損傷や血行障害が強いと結合織化(瘢痕化)や脂肪化が生じ瘢痕治癒となってしまう。

破壊期(受傷直後)
 損傷の拡大を防ぐために収縮帯や凝固物質が筋線維の断端部を覆う。

炎症期(受傷2−3日後)
 マクロファージが遊走し、壊死物質が貪食される

修復・再構築期

筋衛星細胞が活性化され筋芽細胞となり、互いに融合し多核の筋管細胞→筋原繊維の形成→最終的には2−3週で肥大した筋繊維として再生する。

☆不動期間は1週間以内にすべきとされ、受傷後1週間以降は一定の運動負荷を掛けて、筋衛星細胞の活性化をうながす。