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池田医院へようこそ | |
信頼とまごころの医療 からだにやさしい医療をめざして |
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整形外科 外科 リハビリテーション科 |
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筋筋膜性腰痛症 muscle low back pain 腰痛を訴えられる方で筋肉性の痛みはよく見かけます。体幹の筋群による腰痛は、筋筋膜性腰痛(慢性刺激)、筋付着部炎、筋損傷(肉離れ)があります。いずれも脊柱近傍の筋肉のダメージによるもので、急性期と慢性期に分けられます。いずれも過度の使用や強い力が掛かって筋肉や筋膜が損傷します。予防として、遠心性収縮時の筋力強化、インナーマッスルの機能向上、ストレッチが有効です。 Fastia(筋肉表在の結合固有組織)は筋肉と周辺を隔壁します。これにより滑走性が高まり独立した運動が保てます。近年、Factia には、豊富な血流と神経組織、痛みを感じる侵害受容器が確認されています。ひとたび、Fastiaに炎症が起こると滑走性の低下、血流の低下、侵害受容器の刺激が起こり、圧痛点として自覚されます。このFastiaが過剰に重積した状態に対し、超音波ガイド下に局所麻酔薬もしくは生理食塩を注入し、リリースすることによって、多くの場合で直ちに痛みの軽減をはかることが出来ます。 これらの腰痛は、筋肉の何らかの障害で起こっており、治療には消炎鎮痛剤や湿布などの単純な対症療法だけでなく、原因を明らかにして、その改善を図るためにアスレティックリハビリテーションが必要です。腰痛は腰だけの問題で起こっているのでは無く、体幹〜四肢の障害から波及していることもよく見受けられます。このような場合は腰の治療だけでは、再発を防ぐことは困難で、全身の状態の評価を行い対応します。 当院でも積極的に治療を行っていますので、腰痛、肩こり、その他筋痛などで悩んでられる方は是非ご相談ください。 |
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