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整形外科 外科
リハビリテーション科

 os peroneum 障害 os oeroneum disorder


os peroneum は立方骨下面に存在する副骨(種子骨とする文献もある)で、9−10%に頻度で認めます。

立方骨下面を内側に横切り第1中足骨基部内側から底面+内側楔状骨底面に停止する長腓骨筋腱内部に埋没する形で存在します。
長腓骨筋腱が内側に曲がるところにあり、長腓骨筋腱の方向転換を容易にし腱の運動効率をよくする種子骨と言われています。

過度の運動負荷で、時に os peroneum の疲労骨折を含めた骨折が生じたり、分節化します。
また長腓骨筋腱炎や断裂が生じることがあります。症状は立方骨下面の圧痛や長腓骨腱の障害により外側縦アーチの減弱が生じ、足の疲れやすさや足底外側の痛みが出てきます。

診断)レントゲンで立方骨下面に米粒〜小豆大の丸い副骨(2−13mm 平均7mm)として描出されます。MRIや超音波検査が有効。MRIでは長腓骨筋腱の変性、断裂、os peroneum の骨髄浮腫、分節化を認めます。

治療) 保存治療として新鮮例では捻挫に準じた治療を行います。症状Tが強い場合は、やや外反位でギプス固定する方法もあります。 抵抗性の場合は os peroneum の摘出および長腓骨筋腱の修復(半腱様筋腱を使用 福岡大学医学部整形外科)、断端を短腓骨筋腱に縫着(奈良県立医科大学整形外科)を行います。