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整形外科 外科 リハビリテーション科

BCG骨髄炎

BCG骨髄炎とは、赤ちゃんに打つ結核の予防接種(BCG)が原因で起こる、まれな骨の感染症です。接種から半年~1年ほどたってから、太ももの骨や腕の骨に腫れが現れることが多く、痛みは軽く、発熱も少ないため、親が「ちょっと腫れているな」と気づいて病院を受診することがほとんどです。血液検査では、血沈だけが少しふくれる程度で、他の炎症の目安は正常なことが多いです。X線やMRIでは骨が溶けたように見え、その周りに硬い縁ができる特徴的な影が出ます。診断には、骨の組織を少し取り出してBCG菌のDNAを検査するPCR検査がカギになります。抗結核薬を長く飲むことで、ほとんどの子どもが自然に治ります。骨が弱いわけではなく、感染症として正しく理解することが大切です。

BCG骨髄炎 osteomyelitis of BCG

結核の予防接種に使われるBCGの副反応としてBCG骨髄炎があります。BCGは弱毒化されていますが生ワクチンなので免疫力が低下した幼児を中心として発症すると言われています。極めてまれで日本では年間5例ほどしか発症しません。

通常、接種後数ヶ月〜1年以内に骨髄炎を起こしますので腫れや痛み、熱発などの症状が中心です。治療は抗結核剤の服用でほとんどが問題なく治るとされています。まれですが頭の片隅に置いておきたい病気の1つです。

BCG骨髄炎は稀な非定型骨感染症であり、特に免疫不全児や乳児において注意が必要です。MRIによる早期診断と、BCG菌特異的PCRによる同定が診断の鍵となります。治療は原則として**抗結核薬の長期投与(6〜12ヶ月)**が必要で、外科的介入は病変の進行度に応じて判断されます。

最近、免疫力が低下していない幼児にも発症することがあり問題となっています。

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