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整形外科 外科 リハビリテーション科

ストレートネック straight neck

 頚椎の側面レントゲン撮影で頚椎がまっすぐ立ってしまったように見える状態をストレートネックといいます。本来、頚椎は生理的な湾曲があり前弯(後ろに反っている)となっています。これがまっすぐなるとストレートネックと診断されます。

 原因として姿勢不良、椎間板変性、椎間板ヘルニアなどがあります。20歳代女性の50−60%がストレートネックになっており、頚・肩周りの筋肉が未発達であったり姿勢の不良が原因ではないかと言われています。この結果、頚椎の重心が前に移動しますので頭や頚を支える筋肉への負荷が大きくなり痛みやコリなどの症状が出ます。

 ストレートネックに一度なってしまうと元に戻ることはなかなか難しいです。首・肩周りのストレッチ、姿勢の矯正、首回りの筋トレが予防や症状の改善につながります。

 姿勢不良は頚だけの問題では無く、骨盤〜腰椎〜胸椎〜頚椎がバランスが悪く、猫背や頚を前屈したり、また骨盤が前傾することによって起こります。従って日頃から姿勢を正しくすることも重要となります。