母趾IP種子骨障害
母趾IP関節底側に小さな種子骨が見られることがあり(発生頻度は10-30%)ます。 この種子骨は、長母趾屈筋腱(flexor hallucis longus, FHL)の滑走補助や、関節の安定性の補助に関与しているとされます。剣道やバレエなど前足部に荷重がかかる運動で障害が出ることがあります。
関節を背屈すると痛みが出ます。母趾IP 関節足底やや内側に胼胝形成することがあります。
運動時痛が多く、安静時の痛みはないとされます。
治療は保存療法で改善することが多いとされますが、無効例では摘出手術を行うこともあります。
| 免荷・局所安静(テーピング、足底板など)
消炎鎮痛剤の内服・外用 物理療法(超音波・アイシング)靴の工夫(母趾に荷重がかかりにくい靴底、メタタルサルパッド) |
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足底板処方のポイント ■ 目的 ■ 足底板の工夫:
■ 靴の選び方: ■理学療法・生活指導 |
予後
保存療法で症状が軽快する例が大半。
変性が高度・反復性の場合は再発や慢性疼痛へ移行することもあり、競技復帰まで時間を要する例もある。
外傷によりIP関節が背側脱臼し、種子骨が嵌合し整復できないため、観血的に行った例が報告されています。