尺骨茎状突起衝突症候群 ulnar styloid impaction syndrome
尺骨遠位端の長さは橈骨遠位端より同じか、マイナスにも関わらず、茎状突起が6mm以上になっており、これが対側の手根骨(特に三角骨)と衝突して痛みを誘発します。
テニスなど尺側へ動かすことによって衝突します。治療は保存的治療で改善しない場合は、長すぎる茎状突起を手術にて短縮します。
尺骨茎状突起衝突症候群の概要
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項目 |
内容 |
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病態 |
尺骨茎状突起が長すぎることで、手関節尺側の手根骨(主に三角骨)と衝突し、疼痛や炎症を生じる |
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衝突部位 |
尺骨茎状突起と三角骨・月状骨・TFCC(三角線維軟骨複合体) |
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原因 |
先天的に茎状突起が長い、外傷後の骨癒合異常、橈骨遠位端骨折後の相対的な尺骨突出など |
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主な症状 |
手関節尺側の疼痛、回内外運動時の痛み、ドアノブ操作や雑巾絞りで悪化 |
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画像所見 |
X線で茎状突起が6mm以上突出、MRIで骨髄浮腫やTFCC損傷所見 |
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鑑別疾患 |
TFCC損傷、尺骨突き上げ症候群、Kienböck病、DRUJ不安定症 |
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️ 治療 |
保存療法(装具・安静・鎮痛)、改善しない場合は茎状突起短縮術 |