腰痛体操ってどうしたらいいの? | |||||||||||||
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腰痛体操、始める前に知っておきたいこと「腰が痛い…体操をすれば良くなるかも」と思い立って、自己流で体操を始めてしまい、かえって症状を悪化させてしまう方が少なくありません。 急性期(発症から72時間以内)は体操NG急に腰が痛くなったときは、まず体操は控えましょう。動ける範囲で日常生活を送り、必要最小限の安静にとどめることが大切です。 安静にしすぎると、かえって回復が遅れることがあります。 72時間以降〜痛みが落ち着いてきたら痛みが強くならない範囲で、少しずつ体を動かしていきましょう。痛みがある部位を無理に動かすのではなく、まずは痛みのない部位から始めるのがポイントです。 腰痛体操は「自分に合った方法」を選ぶことが大切です腰痛の約85%は「非特異的腰痛」と呼ばれ、明確な原因が特定できません。一方で、残りの15%は「特異的腰痛」として、椎間板ヘルニアや圧迫骨折など原因が明らかなものです。 世界的に支持されている「マッケンジー法」1956年、オーストラリアの理学療法士ロビン・マッケンジー氏が偶然発見した「マッケンジー法」は、現在でも世界中で広く用いられている腰痛体操の一つです。 マッケンジー法の基本動作うつ伏せに寝て、上半身を反らす(背屈)というシンプルな動作。背骨を後方に押し戻すような動きで、腰痛の軽減が期待されます。 この方法は、NHKなどの医療番組でも紹介され、東京大学の医師も立位での背屈運動を推奨しています。立位で行う場合は転倒リスクがあるため、補助者の有無を判断する必要があります。 当院での腰痛体操の指導方針患者さまの年齢や体力、柔軟性、骨の状態に応じて、以下のように体操を調整しています。
さらに、体幹や下肢の柔軟性を評価し、3〜4種類の体操を組み合わせて指導しています。 ご自身に合った体操を安全に行うためにも、まずは医師の診察を受けて、正しい方法を身につけましょう。ご不明な点があれば、いつでもご相談ください。 |
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