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整形外科 外科 リハビリテーション

急性期の外傷の対応

急性期外傷への応急処置は従前よりRICEが有名ですが、最近ではPOLICEに進化しています。また回復期のことも含めて、PEACE&LOVEという考え方も出てきています。

応急処置プロトコルの比較表

処置法構成要素(略語)主な目的特徴・進化のポイント
RICE Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
炎症・腫脹・疼痛の抑制 最も古典的な方法。安静と冷却を重視。
POLICE Protection(保護)
Optimal Loading(最適な負荷)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
再損傷防止と早期機能回復 「安静」から「最適な負荷」へ進化。早期リハビリを重視。
PEACE & LOVE PEACE
Protection(保護)
Elevation(挙上)
Avoid anti-inflammatories(抗炎症薬の回避)
Compression(圧迫)
Education(教育)

LOVE
Load(負荷)
Optimism(楽観主義)
Vascularisation(血流促進)
Exercise(運動)
自然治癒力の活用と長期的な機能回復 炎症を「治癒の一部」と捉え、心理・教育・循環も重視する包括的アプローチ。

RICE:1978年に提唱。短期的な炎症抑制には有効だが、過度な安静が回復を遅らせる可能性あり。

POLICE:2012年頃に登場。Optimal Loadingの概念が導入され、早期の機能回復を促進。

PEACE & LOVE:2019年に提唱。炎症を抑えすぎず、教育・心理・循環・運動を含む現代的なリハビリ戦略。


アイシングの実践的なまとめ

時間帯推奨度理由
0〜6時間以内鎮痛・腫脹抑制に有効。神経伝導速度の低下による鎮痛効果あり
6〜12時間状況により判断(痛みが強い場合など)
12時間以降血流阻害・再生遅延のリスクあり。使用は慎重に

アイシングは「初期の炎症制御と鎮痛」に限定して使うべきで、長時間・長期間の使用は避けるべきというのが現在のコンセンサスです。


POLICE処置の構成(急性期対応)

項目意味目的
PProtection(保護)再損傷を防ぐための固定や安静
OLOptimal Loading(最適な負荷)適切な範囲での活動により治癒促進
IIce(冷却)炎症・腫脹・疼痛の軽減
CCompression(圧迫)腫脹の抑制
EElevation(挙上)浮腫の軽減

急性期の炎症・腫脹を抑えることに重点を置きつつ、「安静」よりも「最適な負荷」を重視し、早期回復を促進します。

Optimal Loadingの意義

従来のRICE(Rest, Ice, Compression, Elevation)では「安静」が強調されていましたが、近年の研究では過度な安静がかえって組織修復を遅らせることが分かってきました。

Optimal Loadingは以下のような効果を期待されています:

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