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 トリガーポイント注射
 
「トリガーポイント注射」とは、痛みの原因となっている筋肉の圧痛点(トリガーポイント)に、直接痛み止めの薬剤を注入する治療法です。腰痛や肩こりなど、筋肉の緊張や過度の使用によって生じる痛みに対して、外来で簡便に行える効果的な処置です。

当院では、25G〜27Gの細い針を使用し、痛みのある部分に局所麻酔薬(キシロカインやカルボカイン)を注入します。症状に応じて、少量のステロイドを併用することもあります。※麻酔薬にアレルギーのある方は、事前にご相談ください。

注射時に一定の痛みを伴うことがありますが、これは薬液を圧痛点に浸透させるためであり、効果的な治療に必要なプロセスです。

施術は原則として超音波(エコー)ガイド下で行っております。正確な位置へのアプローチにより、安全性と治療効果の向上を図っています。

また、トリガーポイント注射の応用として、筋膜や腱膜の癒着・緊張を和らげる「ファスチアリリース」も行っており、より広い範囲での改善を目指しています。

痛み止めは「一時的なものでは?」と思われることもありますが、痛みによる悪循環を断つことが目的で、結果的に症状の長期的改善を目指します。炎症が強い場合は、必要に応じて複数回施行します。

費用は健康保険が適用されます。気になる痛みや慢性的な症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。