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整形外科 外科
リハビリテーション科

膝蓋軟骨軟化症 Chondromalacia Of Patella 膝蓋大腿疼痛症候群 patellofemoral pain syndrome

 膝蓋軟骨軟化症は膝蓋大腿疼痛症候群の一部と考えられています。

 10代の若い女性に多く見られます。生まれつきのものは少なく運動負荷や形態異常で二次的に起こりやすいです。膝蓋骨の裏側にある軟骨が膨らんで軟化し亀裂が入ってきます。

  症状は膝蓋骨周辺に痛みがあり押すと痛みが出ます。初期は引っかかる感じで始まり、悪化するとスポーツや階段の昇降で痛みます。

 レントゲンでは軟化症自体は判別できませんが、膝蓋骨の位置異常、形態異常が伴っていることもあります。

 治療は保存的に行うのが基本です。消炎鎮痛剤、ストレッチ、温熱治療などの理学療法を組み合わせます。
 
最近、股関節が内旋するために起こるのではないかと言われており、股関節の外転筋、外旋筋を鍛えると効果的であるとされていますので、これらの肌肉のトレーニングもお勧めします。

 日常生活の支障が改善しない場合は、関節包を関節鏡を使って切開する方法や脛骨粗面付着部を移動される手術を行ったりします。亜脱臼が原因となっている場合はこれを修復します。