三角筋症候群 deltoid syndrome
三角筋の筋筋膜性疼痛症候群のことです。運動などの外力で痛めたり、過度に使うことによって起こります。
三角筋に特有の圧痛を認めます。また圧痛点から腕に放散する痛みを訴えます。長時間座って仕事をしたり姿勢の悪化でも起こりえます。
加えて精神的なストレスでも症状が悪化するので注意が必要です。鑑別としては炎症性疾患、多発性硬化症、膠原病などです。
治療は急性期は患部の安静と消炎鎮痛剤を行い、慢性期には理学療法等を組み合わせます。
同様に大円筋に症状を起こすものを大円筋症候群(teres major syndrome)と言います。
エビデンス:三角筋トリガーポイントの解剖
三角筋の筋筋膜性疼痛(トリガーポイント)の分布は三角筋内を走行する腋窩神経の枝の位置と対応することが解剖学的に示されており、病態理解の一助になると報告されています。(Rocha LHA ら. Clinics (Sao Paulo). 2025)[1]。
エビデンス:トリガーポイント注射
筋筋膜性疼痛症候群の治療ではトリガーポイント注射が中心的な治療法の一つとされています。(Bodine N. Nurse Pract. 2023)[2]。
エビデンス出典(全2件)を見る
- Rocha LHA, Hara L, Lima LB, Itezerote A, Hojaij F, Andrade M, Jacomo A, Akamatsu F. Anatomy of the deltoid muscle trigger points. Clinics (Sao Paulo). 2025;80:100795. PMID: 40983051.
- Bodine N. An overview of myofascial pain syndrome with a focus on trigger point injection. Nurse Pract. 2023;48(11):18-25. PMID: 37884018.