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整形外科 外科
リハビリテーション科

上腕骨骨幹端骨折 humeral diaphyseal fracture

 転落や腕相撲、投球動作で起こります。転落の場合は横骨折が、腕相撲や、投球動作ではらせん骨折となります。

 上腕骨の骨幹部は橈骨神経が回り込むように接して走行していますので橈骨神経麻痺を合併することがあります。特に上腕骨遠位1/3では橈骨神経が骨折部に挟み込まれる可能性があります。

 橈骨神経が麻痺すると下垂手といって手関節が背屈しにくくなり手指の伸展が不良となります。手のひらも上に向かなくなります(完全断裂ですといずれも動きません。)

 橈骨神経損傷は自然回復することも多いので経過観察します。神経伝導速度測定などを行う。

 骨折治療 原則保存療法

 乳幼児:不全骨折 ストッキネットでヴェルポー固定
      完全骨折でずれ+ 吊り下げギプス法

 大人 ギブス固定2-3週間→ファンクショナルブレースに変更