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整形外科 外科 リハビリテーション科

化膿性脊椎炎

化膿性脊椎炎とは、細菌が血流を通じて背骨の椎体に感染して起こる病気です。腰痛や発熱が典型的ですが、高齢者では発熱がないことも多く、見逃されやすいです。特に糖尿病や透析、ステロイド治療中の人はなりやすく、原因の多くは黄色ブドウ球菌で、耐性菌のMRSAも増えています。背骨の間の椎間板は血流が少ないので、感染が広がりやすく、初期のレントゲンでは異常が見えないことがあります。そのために、早期にMRIを撮ると、骨や椎間板の炎症をはっきりと見つけられます。放っておくと神経が圧迫されて足の麻痺や、膿がたまるなどの重い合併症につながるため、痛みが続くなら早めの検査が大切です。

化膿性脊椎炎

  脊椎の椎体を中心に細菌感染を起こす病気です。発熱、CRP陽性、腰痛(または頸部痛、胸背部痛)があればまず疑う必要があります。ただし発熱は半数以下でしか起こりませんので注意が必要です。

 レントゲンや血液検査をまず行い、疑いがあればMRIを行います。レントゲンは発症してから骨が溶けるのに2-8週間かかると言われておりその時点では所見が無いこともあります。したがって疑われる場合は早期に判断できるMRIで精査をします。

 起炎菌は黄色ブドウ球菌が多いですが薬剤耐性を持ったMRSAが増えてきています。

 脊髄神経を圧迫して下肢に麻痺症状を起こしたり、腸腰筋膿瘍を形成する場合は手術が必要です。

参考:『脊椎脊髄ジャーナル 2022.3 脊椎・脊髄感染症の診断と治療』 / 『速考!脊椎外来診療エッセンス』 / 『臨床整形外科』2020年3月号「頚椎を含めたグローバルアライメント」 / 『整形外科最小侵襲手術ジャーナル』2021年2月号「低侵襲手術における感染対策マニュアル」 / 『非特異的腰痛の解体新書』

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