表紙に戻る
池田医院へようこそ
信頼とまごころの医療
からだにやさしい医療をめざして

整形外科 外科
リハビリテーション科

lateral meniscocapsular separation

 日本語で適切な訳が無く、そのまま「lateral meniscocapsular separation」と呼ばれています。病態は「半月板と関節包の接合部位が外傷により分離する」ことです。

 これにより半月板損傷と同様の症状(膝の痛み)がでますがクリック感やロッキングは起こりません。通常、臨床症状→診察→レントゲン→MRIの順で進めていきますが、この病気はMRIで描出されることが少ないとされています。

 従って膝が痛く半月板損傷様の症状があるにも関わらずMRIで引っかかりませんので診断が遅れることが度々あります。2-3ヶ月保存的な治療を行っても症状が改善しない場合は、鏡視下で分離がないか調べるようにします。分離があればラスピングの後、半月板と関節包を縫着します。

 
 
本日のコラム556 半月板関節包分離 meniscocapsular separation

 半月板と関節包は連続してつながっていますが、外傷などにより関節包との接合部で裂けて分離する状態をいいます。