上腕骨骨頭無腐性骨壊死(無血管性骨壊死) osteonecrosis of humeral head
骨にある血管が途絶えて循環障害を起こすとその支配領域の骨が壊死を起こしてきます。股関節(大腿骨骨頭)が有名ですが、上腕骨の骨頭もまた1~1.2mmの細い動脈しかなく外傷やコルチコステロイドの使用、アルコール乱用、膠原病(とりわけSLE)、Cushing症候群、放射線治療などで発症します。
約半数の症例で両側にみられます。
症状は肩関節上部の痛み、圧痛、周辺への放散痛です。肩関節を動かすと症状が悪化します。診断にはレントゲン撮影(初期には所見に乏しい)を、疑わしいときは引き続きMRIを行います。
治療は消炎鎮痛剤、温熱治療などを行います。改善しない場合は手術療法を考慮します。手術は人工骨頭置換術が主ですが、若い人には骨頭温存術も行うことがあります。