棘間靱帯炎とは、腰を前に曲げるときに痛くなる病気で、背骨の後ろにある棘間靱帯(背骨の突起同士をつなぐ靭帯)が伸びすぎることで炎症を起こします。特にボートや自転車、スピードスケートのように腰をずっと曲げた姿勢を続けるスポーツでよく見られます。安静にすると痛みが和らぐのが特徴で、圧痛は背骨の真ん中、棘突起の間にはっきりと出ます。小児では若年性特発性関節炎の一部として頚椎にも起こり、慢性化すると骨がくっついて動かなくなってしまうこともあります。痛みの原因が靭帯の炎症であるため、単なる腰痛と区別して診断することが大切です。
棘間靱帯炎 棘上靱帯炎 intraspinous ligamentitis,Supraspinous ligamentitis
脊椎の後方で棘突起を固定する靱帯です。運動や外傷で無理に曲げられると損傷します。症状は損傷部位に一致する脊椎レベルでの痛みです。靭帯損傷ですから動くと痛いです。
治療は局所の安静、消炎鎮痛剤の内服、外用、場合によりコルセット等の装着を行います。急性期が過ぎれば温熱治療なども効果的です。