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整形外科 外科 リハビリテーション科

肩関節唇損傷

肩関節唇損傷とは、肩の深部にある軟骨の輪(関節唇)が損傷する病気で、特に野球の投球動作で起きやすいです。上腕二頭筋が付く部分が剥がれる「SLAP損傷」が代表的で、投げるときの痛みが主な症状です。日常生活ではあまり痛まないのが特徴で、痛みはコッキングや加速の瞬間に強く出ます。原因は単なる怪我ではなく、肩の後ろが硬くなったり、肩甲骨の動きが悪くなったりして、繰り返しの負荷で傷つくことが多くあります。診断にはMRIが有効で、単なる痛みではなく、体全体の動きのバランスを見ることも大切です。

肩関節唇損傷、SLAP障害 superior labrum anterior and posterior lesion

肩関節は上腕骨の骨頭を受ける肩甲骨の関節面が比較的小さく、安定させるために関節唇という線維軟骨で出来た堤があります。これにより関節が関節面から飛び出さないように制限しています。

この関節唇が投球動作などによりはがれると肩の痛みが出ます。特に投げる時に上腕を引いて前に移動する動作で痛みます。関節を休めると痛みが軽減しますが、何度も繰り返す場合は関節鏡を用いてはがれた関節唇を縫合します。

上腕二頭筋長頭筋腱の関節付着部の関節唇上部の損傷はSLAP障害という名前がついています。SLAP障害はまず保存的治療を行います。症状は投球時の疼痛が主です。徒手検査だけでは診断は難しい。肩甲帯後方の柔軟性が低下していることが多く、セルフストレッチなどを組み合わせます。

参考:『関節外科』2022年12月号「上肢のスポーツ外傷・障害 Up to date」

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