腰椎横突起骨折 transverse process of lumbar vertebra
腰椎には椎体の横に2-3センチの横突起があります。肋骨に相当するので肋骨突起とも言います。ここが強い外力を受けると肋骨と同じように折れることがあります。
2014年ブラジルワールドカップでブラジル代表ネイマールが背中を膝蹴りされて横突起骨折となりました。転倒や落下で背中を強打しても起こります。
通常の打撲と違って骨折ですから強い痛みが続きます。
よく見逃される骨折として有名です。腰を打ったエピソードがあれば、念頭に置いて診察します。レントゲン(腰椎4R)ではっきりでる場合とおなかのガスと重なって読影しにくいことがあります。
痛みが強くレントゲンで判然としない場合はCTを行います。骨折の程度、ずれなどの評価が出来ます。
治療は対症療法で痛み止めやコルセットの装着を行い、痛みを伴う運動は控えます。歩行は初期の痛みが強い時期を過ぎれば問題ありません。
ときに」大きな血腫や内臓損傷、脊椎自体の骨折、麻痺などの神経障害を合併することがありますので、注意が必要です。