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整形外科 外科
リハビリテーション科

上腕二頭筋長頭腱炎 Tendonitis of the long head of the biceps 

 上腕二頭筋長頭腱断裂の項目で説明したように、上腕二頭筋長頭腱が結節間溝を通り関節窩上方にくっついています。この経路は長くまた曲がっているので擦れやすいと言えます。

 肩をよく使う人に起こります。結節間溝に沿って痛みがあります。診断はレントゲン撮影でほかの疾患を除外し、超音波断層撮影で結節間溝を通る上腕二頭筋長頭腱の太さや周辺の腫れを見ます。このとき、結節間溝から靭帯損傷などにより腱が逸脱していることがあります。

 治療は、使いすぎが原因ですので対症療法を行います。靭帯損傷等がある場合は手術療法が選択されることもあります。

 いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)と間違われることが多いです。