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整形外科 外科
リハビリテーション科

頚椎中心性脊髄損傷 cervical central cord syndrome

 外傷により頚椎の中を通っている脊髄の中心部を損傷する病気です。多くは頚椎の過伸展により生じます。保存的治療としてステロイドの大量投与が行われてきましたが、効果は疑問視されています。

 頚椎カラーやハローベストなどによる固定を行うこともあります。症状が進行する場合は手術を考慮します。

 両手のしびれ、痛み、巧緻障害(ボタンをはめるなどの正確な動作うまくできなくなります)が出ます。更に強く損傷すると下肢や膀胱直腸にも症状が出ます。回復する場合は、下肢、膀胱直腸、上肢の順で良くなります。歩行できるようになっても手の巧緻障害等が残ることがあります。