juvenile Tillaux骨折
脛骨遠位端前外側のSalter-HarrisIII型骨折です。脛骨遠位の骨端線が閉じ始めてから完全に閉じるまでに約18ヶ月かかりますが、その間に足関節を捻ると接合した骨端線部と前脛腓靱帯に閉鎖していない骨端線部遠位が引っ張られて骨折します。
従って骨端線が閉鎖し始めてから閉鎖するまでの期間しかこの骨折は起こらないことになります。2mm以上の転位がある場合は手術適応とされています。レントゲンでは転位が十分描出されないことがありますのでCTでの評価となります。
エビデンス:CTによる評価
若年者のTillaux骨折(脛骨遠位骨端の前外側部の骨折)では、CTを追加することで転位・関節面の段差の評価が正確になり、手術適応の判断が変わりうると報告されています。(Liporace FA ら. Orthopedics. 2012)[1]。
エビデンス:治療(整復基準)
若年者Tillaux骨折の治療では、関節面の段差がおおむね2mmを超える転位で観血的整復・固定が選択されることが多いとシステマティックレビューで報告されています(概ね良好な成績)。(Tak S ら. Cureus. 2021)[2]。
エビデンス出典(全2件)を見る
- Liporace FA, Yoon RS, Kubiak EN, et al. Does adding computed tomography change the diagnosis and treatment of Tillaux and triplane pediatric ankle fractures? Orthopedics. 2012;35(2):e208-e212. PMID: 22310408.
- Tak S, Qureshi MK, Ackland JA, Arshad R, Salim J. Adolescent Tillaux Fractures: A Systematic Review of the Literature. Cureus. 2021;13(1):e12860. PMID: 33643731.