脊髄硬膜外血腫とは、背骨の中の硬膜の外側に血がたまり、脊髄を圧迫して痛みやしびれ、力が入りにくくなる稀な病気です。100万人に1人程度の発症で、特に咳や重い物を持ち上げたあとに急に起きることがあります。背中や首の激しい痛みが最初で、その後、足や手の麻痺、尿が出にくくなることも。MRIでしか見つけにくいので、脳卒中と間違われることも。症状が急に悪くなるなら、8時間以内の手術が回復のカギになります。高齢者にも起こり、原因が分からない場合も多いです。
脊髄硬膜外血腫・硬膜下血腫 spinal epidural hematoma、spinal subdural hematoma
稀な病気ですが外傷や血管の病気が原因となって脊髄の硬膜外、硬膜下に出血し血の塊が出来て脊髄神経を圧迫して痛みやしびれ、麻痺が出ます。すべての脊椎レベルで起こる可能性があります。
とてもまれなのですが当院でも一例だけ経験があります。比較的大きな病院で問題なしと言われて来院されたのですが、MRIで血腫があり京大病院を経て手術をして頂きました。出血の起こり方がきわめて珍しく世界で数例しか報告されていないタイプだったとのことでした。
参考:『臨床整形外科』2023年2月号「外反母趾診療ガイドライン改定」