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整形外科 外科
リハビリテーション科

舟状・月状骨離開(Scapho-lunate Dissociation)


 手根不安定症のひとつ。外傷によって起こります手を突いて転倒したり舟状骨骨折に伴って起きることがあります。舟状骨骨折を放置して偽関節になったもの、TFCC損傷で併発したりします。

 症状は手関節の痛みです。レントゲンで舟状骨と月状骨の間が開きます(3mm以上)が、そうでないものもあります。手をぐっと握ってレントゲンを撮ると分かることがあります。

 急性期は切れた靭帯をつなぐ手術をします。慢性期は症状の軽いものは手関節を固定する装具(サポーター)、強ければ関節を固定する手術、手根骨を一部切除したり固定したりします。

 放置しておくと手根骨全体のバランスが崩れ、SLAC(scapho-lunate advanced collapse)wristや舟状−大菱形小菱形骨間関節(STT関節)変形を起こします。