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整形外科 外科 リハビリテーション科

肘関節不安定症

肘関節不安定症 elbow instability

肘関節不安定症は関節の動きが不安定になる疾患で、外傷などの靱帯損傷、骨折、脱臼骨折後に生じることが多く、またスポーツ障害や変性疾患など、靱帯の機能が障害された場合にも起こります。検査は、レントゲン撮影、CT,MRI、超音波断層撮影が有用です。後外側回旋不安定症では、通常の関節運動では症状が出ないこともあります。(要誘発テスト、病歴聴取)

肘関節脱臼では、30-47%に骨折を合併。橈骨頭、鉤状突起に多い。裂離骨折は整復後のレントゲン撮影で分かることも多い。

治療は、原因によって異なります。

エビデンス:PLRIは主に臨床診断

肘の後外側回旋不安定症(PLRI)は主に臨床診断で、不安定感・引っかかり・外側部痛の病歴とpivot-shiftテストなどの誘発検査が重要とされています。(Conti Mica M ら. EFORT Open Rev. 2016)[1]

エビデンス:LUCL再建術

慢性PLRIに対する外側尺側側副靱帯(LUCL)再建術は良好な成績が報告されていますが、再建術(再手術)では再発が多いとする系統的レビューがあります。(Badhrinarayanan S ら. Am J Sports Med. 2021)[2]

エビデンス出典(全2件)を見る
  1. Conti Mica M, Caekebeke P, van Riet R. Lateral collateral ligament injuries of the elbow - chronic posterolateral rotatory instability (PLRI). EFORT Open Rev. 2016;1(12):461-468. PMID: 28461924.
  2. Badhrinarayanan S, Desai A, Watson JJ, White CHR, Phadnis J. Indications, Outcomes, and Complications of Lateral Ulnar Collateral Ligament Reconstruction of the Elbow for Chronic Posterolateral Rotatory Instability: A Systematic Review. Am J Sports Med. 2021;49(3):830-837. PMID: 32877230.

参考:『関節外科2016.12 肘関節不安定症』 / 『orthopaedics』2021年6月号 / 『スポーツ整形外科学3 下肢のスポーツ外傷・障害』 / 『臨床整形外科』2021年5月号 / 『手・肘の外科 診断と治療のすべて』