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整形外科 外科
リハビリテーション科

Van Neck病

骨端症とも正常骨化過程での「正常範囲内変化(normal variant)」と言われている疾患で、坐骨−恥骨結合部の骨端症です。4-12歳に発症し、漠然として鼡径部痛や殿部痛、また股関節〜大腿部痛、跛行などが生じます。恥骨下枝疲労骨折とまったく同じ部位で起こることから、発生機序も筋腱の緊張などのストレスによると考えられています。治療は(症状に応じた)安静のみで良好な経過をたどることがほとんどです。長期の経過をたどる場合は、単純性股関節炎、骨腫瘍、骨髄炎などと鑑別を要します。画像所見のみでは Van Neck病との診断にはならない。骨髄炎との鑑別は血算やCRP、赤沈などの炎症反応の有無。