腓腹神経麻痺 sural nerve paralysis
腓腹神経は、膝裏やや下方でで内側腓腹皮神経(脛骨神経の枝)と外側腓腹皮神経(総腓骨神経の枝)が合流して腓腹神経となり下腿後面の外側を走行し足節外果後方を通る手前から外側踵骨枝をだしながら足底外側面から小趾外側を感覚枝として支配します。この経路の何れかで圧迫されると圧迫部位でのチネルサインとそこから末梢でのしびれ感がでます。
治療は圧迫要因の解除、消炎鎮痛剤やビタミンB12などを投与します。
鑑別診断
腓骨神経麻痺(下垂足)
足根管症候群(足底しびれ
前足根菅症候群(母趾、趾間部のしびれ)
モートン病
エビデンス:腓腹神経の画像
腓腹神経(下腿後外側〜足外側の知覚神経)の解剖と、絞扼・損傷などの病変の画像(超音波・MRI)が総説でまとめられています。(Jackson LJ ら. Br J Radiol. 2023)[1]。
エビデンス:手術治療
保存療法で改善しない腓腹神経の障害(sural neuritis)に対する手術治療の成績が症例集積で報告されています。(Cychosz CC ら. Foot Ankle Int. 2023)[2]。
エビデンス出典(全2件)を見る
- Jackson LJ, Serhal M, Omar IM, Garg A, Michalek J, Serhal A. Sural nerve: imaging anatomy and pathology. Br J Radiol. 2023;96(1141):20220336. PMID: 36039944.
- Cychosz CC, Eisenberg J, Glass N, et al. Outcomes of Surgical Treatment for Sural Neuritis: A Retrospective Case Series. Foot Ankle Int. 2023;44(9):845-853. PMID: 37477149.