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池田医院・診療日記 | |
信頼とまごころの医療 からだにやさしい医療をめざして | |
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整形外科 外科 リハビリテーション科 | |
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19日(月) 本日のコラム326 患者さんから見た池田医院 ここがスゴイ! まとめ (掲載の許可を頂いています) ☆包容力がスゴイ☆ とにかく優しさ、安心感、暖かみが絶大。親身になって話を聞き不安を取り除いてくれる先生!!だから池田医院はいつも笑顔で一杯。的確な診断、アドバイス、率直な意見で一人ひとりにきちんと向き合ってくれる最高の先生 ☆患者さん想いすぎてスゴイ☆ 24時間、365日のオンコール、最新の機器の導入etc 大学病院,,,いやそれ以上の体制!こんな患者さん想いの先生の右に出るものなし!! ☆博学すぎてスゴイ☆ 医学書、医学雑誌の読破量がすごすぎ 医学の分野はもとより多方面の知識に長けている!ついついいろんな話をしてしまう。情報発信も最強!!HPは常に更新 ☆語学力がスゴイ☆ 英語で話している先生はかっこ良すぎ ペラペラすぎてヤバイ!外国の人にも優しいクリニック ☆活動量がスゴイ☆ 診察はさることながら医師会の仕事、フットサルetcアグレッシブに大活躍!!どんなときも皆がついつい頼りにしてしまう存在 ☆ドクターとしてのスキルがスゴイ☆ 腕はピカイチ!!診断、治療、すべてが最高!!正確な診察力、適切な処置、様々な機器を使いこなす技量、、、何をとっても最強 最大限の能力を発揮しつつも、おごらず常に知識、技量の向上に努める先生。 先生、いつもありがとうございます。(原文まま) *Aさん、たくさんお褒め頂いて恐縮です。患者様の立場から見るとこんな風に見えるのかと驚きもあり、また過大なるご評価を頂き、感謝しております。恐らく、書いてあることの8掛けぐらいが妥当かと思います。努力はしていますが、まだまだ足りないと感じている今日この頃です。この文章に負けないよう今後も頑張らせて頂きます。ありがとうございました。(池田) |
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20日(火)本日のコラム327 本日のコラム327 小児股関節疾患の診断と治療 1 小児では股関節に疾患があるにもかかわらず、膝痛や大腿部痛を訴えることがよくあります。これは、股関節前面の神経と大腿骨前面の神経が同じ枝から出ているために生じるとされています。従って、小児の膝痛、大腿部痛をみたら股関節疾患を思い浮かる必要があります。 小児〜学童期にかけて主な股関節疾患としては単純性股関節炎、ペルテス病、大腿骨頭すべり症があります。 股関節疾患の有無を確認する検査として、flexion adduction test が重要です。 *flexion adduction test とは、患側股関節を屈曲・内転すると痛みを回避するために外転してしまう現象をいいます。 *股関節疾患では、股関節を外に広げるようにして歩きます。(外転位での跛行) 股関節疾患を疑った場合、レントゲン撮影に加えて、股関節の超音波検査(エコー検査)を行うことにより、関節内外の炎症、水腫などの変化を見つけることが出来ます。 |
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26日(月) 本日のコラム328 小児股関節疾患の診断と治療 2 <単純性股関節炎> 単純性股関節炎は2歳から12歳に発症する一過性の股関節炎。体育は5歳〜7歳で男子に多い。原因は不明で、ウイルス感染、外傷、allergy説があります。 症状に先行して、風邪様症状、激しい運動を認めることがあります。先行するエピソードが全く無いことも3分の1程度みられます。 症状は、股関節痛、大腿部痛、膝痛であり、跛行を伴うことがあります。跛行は患側の外転位歩行で、痛みが強い場合は歩行を嫌がり、親に抱かれて来院することもよくあります。 レントゲン所見では、関節水腫に伴うtear drop distance の開大が見られると教科書的には書かれていますが、実際には少なく、むしろエコー検査にて水腫を認めることが多い。 鑑別診断としては化膿性股関節炎、ペルテス病があります。 *化膿性股関節炎:38.5℃以上の発熱、患肢での荷重不能、RBC12000以上、CRP2.0mg/dl 以上、1時間値40ミリ以上→これらを満たす場合は躊躇無く関節穿刺施行 *ペルテス病:単純性股関節炎との鑑別は、初期のペルテス病の場合では非常に困難であり、後日、阻血性変化による骨端の変形が生じてくることがよくあります。従って、単純性股関節炎と診断し終了した場合でも、1ヶ月後に来院しレントゲンを再度行うようにします。 単純性股関節炎の治療は、外来での保存的治療が原則であり、スポーツなどの運動や長距離の歩行などを禁止します。痛みが強い場合は松葉杖による免荷を行います。また、アセトアミノフェンを投与することがあります。通常1、2週間で症状は改善します。 症状が強い場合は、介達牽引並びに免荷を目的として入院加療を行います。 スポーツ再開は痛みは跛行が消失した上で flexion adduction テストが完全に陰性化した段階で行うようにします。 |
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27日(火) 本日のコラム329 小児股関節疾患の診断と治療 3 <ペルテス病> ペルテス病は、小児において大腿骨の近位にある骨端部への血行障害により阻血性変化が起こり壊死となる病気です。骨端症のひとつ。原因は様々な説がありますが不明です。15歳以下に発症し、、ピークは4−7歳、男子に多くみられます。 症状は、無いこともありますが、単純性股関節炎より疼痛は軽く、大腿部や膝痛を訴えることが多い。レントゲンで偶然見つかることもあります。 臨床所見 ・flexion adduction test 陽性 ・可動域低下 ・scarpa三角部の圧痛 ・Patrick sign 陽性 ・レントゲン 骨端核の減高、骨硬化像、軟骨下骨の骨折(Crescent sign):かならず2方向を撮影します。初期は正面像だけでは診断が困難。 ・MRI:T1強調、T2強調像ともに低信号 病期分類−概ね3−5年で以下の経過を辿る ・滑膜炎期(初期の炎症) ・硬化期(壊死期) ・分節期(骨壊死の吸収が進行する時期) ・修復期(骨新生が開始する時期) ・残余期 *放置しても自己修復するのが特徴ですが、骨頭が非球形に首服された場合は、40歳以降、半数近くで痛みを伴った変形性股関節症となるとの報告もあり、できるだけ変形の少ない骨頭を確保するのが治療の目的とされています。 治療:保存治療が第1選択、外転免荷型装具を装着します。 |
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28日(水) 本日のコラム330 小児股関節疾患の診断と治療 4 <大腿骨頭すべり症> 大腿骨近位骨端軟骨板において骨端部が頚部に対して後下方に滑って転位する病気です。小学校3−中学生2年頃(男児10−14歳、女児9−12歳)に発症します。原因は成長期のホルモン異常+肥満や運動負荷などが示唆されていますがはっきりとは分かっていません。 症状:股関節痛は必ずしも訴えない。むしろ大腿部痛が多く誤診されることもよくあります。(初診診断率40%程度)肉離れ、筋肉痛などと診断される。 診断:Drehmann徴候(罹患股関節を屈曲するにつれて外転・外旋位をとる)、ペルテス病と同様にレントゲン2方向が必須。 重症度:後方傾斜角:軽度30度未満、中等度30−60未満、高度60度以上 病型:急性:発症3週間以内、慢性:3週間以上で慢性経過、慢性期急性:慢性の経過中に急性憎悪(この分類は使われなくなった) Stable type :跛行はあるが杖をついて歩行が可能 unstable type:杖をついても歩行が不可能 *診断がつき次第、すぐに入院免荷をさせて自宅には帰さないようにすることが望ましい。自宅待機中に転倒などによりすべりが憎悪しないため。 治療:徒手整復(骨頭壊死を引き起こす否定派とリスクを軽減させる肯定派があり結論は出ていない) 原則手術治療を行います。 安定型:入院の上免荷を行い、待機手術として行う 不安定型:発症24時間以内は緊急手術の対象 2日目から7日まで入院免荷牽引 8日目以降手術 *24時間以降から7日までの症例では、大腿骨骨頭壊死が起こりやすいので、手術は8日以降に行うようにする。24時間以内は緊急手術の対象。 健側への予防的ピンニングについては、意見が分かれています。全例を勧める施設では高度肥満例、若年発症、内分泌疾患等合併症を有する症例では特に強く勧めているとしています。 |
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