(金) 本日のコラム371 感謝
いつも当院をご利用いただきありがとうございます。5月は過去最高の来院となりました。京都市内にととまらず他府県からもお越し頂いてます。その分、どうしても待ち時間も長くなってしまい、ご不便をおかけしてます。なんとか待ち時間を減らすよう一所懸命に診療を行っています。温かい目で見守っていただけると有り難いです。
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(水) 本日のコラム372 五十肩も放置すると厄介なことに
五十肩は、四十肩とも言います。本当の名称は、肩関節周囲炎です。肩関節の関節包周囲が炎症を起こし癒着することによって可動域が制限され動かすと関節包が刺激されて痛みが出るとされています。
痛みが出て二週間ぐらいまでに適切な治療を開始すると後遺障害は残りにくいのですが、放置するとどんどん痛みが出て夜間痛や動作時痛がひどくなります。
初期症状はなんとなく肩関節周辺に痛みが出てきて、これぐらいなら様子を見ようとするケースが多いのですが、三週間もすると関節自体に拘縮がでて強い痛みを伴うようになります。こうなると治すのも一苦労です。
以前は2-3年で放置すれば治ると思われていたのですが、最近の論文では、自然経過に任せた場合は約50%に何らかの後遺障害が残るとされています。
五十肩は決して侮らずに、痛みが出だしたら最寄りの整形外科を受診するようにしてください。その方が、あとあと苦労せずに済みます。
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(土) 本日のコラム373 シンスプリントと疲労骨折
シンスプリントはランニング障害のひとつで下腿下部に痛みが生じる疾患です。疲労骨折でも同様に痛みが生じますので、運動障害で下腿の痛みが生じる場合は、両者の鑑別が必要となります。
シンスプリントの場合、初期の段階で治療すると一週間程度で治りますが、疲労骨折の場合は、初期でも6-8週間治療に要しますので両者の鑑別が重要となります。
シンスプリントは骨に付着した筋腱が牽引することにより痛みが出ます。付着部は骨折に比べて面積が広いので疲労骨折と比較して幅広く痛みが出ます。疲労骨折は、骨の骨折ですからある特定の限局した部分に痛みを覚えます。
診察でおよそのあたりをつけてから、レントゲン撮影を行います。発症から3-4週間経った疲労骨折では、骨皮質の肥厚や骨折線を認めることがあります。シンスプリントや初期の疲労骨折は、レントゲンでは所見を認めません。
次ぎに、超音波検査(エコー)を行います。疲労骨折では、レントゲンに変化がない段階でも骨膜周囲の肥厚、腫脹、を認めることがあります。シンスプリントでは疲労骨折に比較して所見に乏しいことが多いです。
レントゲン、エコーで診断が付かない場合は、MRIを行うようにします。疲労骨折はT2強調画像で骨髄に高信号を、シンスプリントでは内部に異常信号はなく骨外の軟部組織に高信号を認めます。
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(月) 本日のコラム374 雨と痛み
雨が降ると痛みが強くなると訴える患者さんは多く見られます。ではなぜ雨が降ると痛みが増すのでしょうか。ひとつの考え方として気圧との関連です。雨が降るときは、低気圧が近づいて気圧は下がります。この時、体の外と内側の気圧差は幾分大きくなると考えられます。外部の気圧が下がることにより、内部との気圧差が大きくなると、細胞や細胞外の圧力は相対的に高くなり、それにより痛みセンサーがより刺激され痛みが強くなるのでは無いかと想像しています。
これらはどれだけ根拠のある話なのか分かりませんが、そういったメカニズムがあると思うと痛みも少し楽になるかも知れません。
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本日のコラム375 指の第二関節(PIP関節)は手強い
指の第2関節にケガをすることはよくあります。この第2関節の事をPIP関節と呼びますが、この関節周囲を損傷すると、経過中に、関節の動きが低下し、伸びにくくなったり曲げにくくなったりします。(関節の拘縮)
およそ受傷3から4週間頃に拘縮が生じます。これを予防するためには、拘縮が始まる前から可動域が制限されないように可動域訓練をする必要があります。
固定のみを継続するとケガは治っても拘縮が残り使いにくくなります。放置せずに早期にリハビリをしっかりと行うようにしましょう。
(日)
本日のコラム376 日曜出勤
本日は日曜日ですが、蜂窩織炎の処置のために出勤しました。蜂窩織炎は、細菌が傷や毛根などから皮下に入り増殖する病気です。抗生物質の無かった時代には、命に関わることもありましたが、いまは対応をしっかりすれば治ります。こういった感染症の経過は、急速に悪化することが多く、朝少し赤いぐらいだったのが夜には大きく広がることもあります。
治療は、抗生物質の服用もしくは点滴静注を行います。足先のケガで膝まで広がるようなケースでは、一般的に入院加療となります。このように病状が急速に悪化するので、多くの医療機関で敬遠されがちです。当院では入院の必要のないものは、休日返上で対応しています。
(月) 本日のコラム377 診療申込用紙をホームページからダウンロードできるようにしました。
混雑緩和の一助として、新患の方に書いて頂く診療申込用紙をホームページからダウンロードして頂けるようになりました。PDFファイルになっていますので、プリントアウトしてから、記入を行ってください。受診時に窓口に提出して頂ければ結構です。
診療申込用紙(PDFファイル)
(火)
(水) 本日のコラム379 サッカーにおけるケガ
ワールドカップもたけなわです。昨日行われた予選リーグ日本VSコロンビアでは2-1で日本の勝利となりました。日本中歓喜の渦に巻き込まれたことでしょう。
サッカーにおける外傷は様々です。全ての外傷が起こりうるのですが、頻度としては、足関節の捻挫、膝の損傷、下肢の筋肉の損傷などが多くみられます。前十字靭帯断裂は、プロ選手では選手生命に関わることもあります。手術やリハビリで長期の離脱を強いられます。完全にパフォーマンスが戻る訳ではありませんので、復帰後もポジションを失ったり、契約解除もあります。
こういったケガに強い選手になるには、やはり柔軟性が重要となります。体が硬いことを自慢する人もありますが、硬いと大きな外力を吸収しきれずに損傷につながります。日頃のストレッチがとても大切で、アマチュアレベルですとセルフで行うために不十分になりがちです。ストレッチなしで練習を行うのはとても危険です。人より少し早く来てストレッチすると良いでしょう。
(木)
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(土)
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(月)本日コラム380 肩関節腱板断裂 その1
腱板は上方を棘上筋腱、上後方を棘下筋腱、後方下方で小円筋腱、前方から肩甲下筋腱により構成されています。棘上筋腱と棘下筋腱は多少重なって上腕骨大結節に停止しています。これらを総称して肩腱板と呼びます。腱板断裂は構成する腱が断裂することを意味します。いずれかもしくは複数の腱が部分断裂~完全断裂をします。外傷による急性の断裂と加齢により変性により徐々に断裂する場合があります。
保存治療と手術治療があります。以前は、50歳ぐらいまででスポーツを行う人が手術対象でしたが、最近では高齢者でも手術を行うようになりました。現在の手術適応としては、仕事やレクレーションで活動性が高いケースとなります。若者に限らず、高齢者でも日常生活や仕事、運動に支障を来す場合は手術を行うようになっています。
アクティビティレベルの高い若者は、微少な外傷を繰り返して小断裂が大断裂に徐々にまたは一気に移行することもあり、保存治療は難しいと言えます。
保存治療は、比較的年齢が高く、活動性があまり高くないケースで選択します。
早期手術は、明らかな外傷による中・大断裂で行うようにします。とりわけ年齢も若い3腱断裂は手術がベストであるとされています。
(火)
(水)
(木)
本日コラム381 肩関節腱板断裂 その2
腱板断裂の原因と状態
・外傷性
・インピンジメント:棘上筋断裂で肩峰とインピンジメント
・求心性が保てない:肩甲下筋断裂
・癒着:断裂端が周囲組織と癒着
・肉体労働等で外旋筋力の低下
・広範囲断裂
(金)
(土) 本日のコラム382 肩関節腱板断裂 その3
文献によれば、腱板断裂のうち1/3が症状があり、残りの2/3は無症状とされています。腱板断裂があるから症状が出るわけでは無いと言えます。また腱板断裂の様式、サイズと症状には関連性が無く、腱板断裂自体は症状に関与していないとされます。
腱板断裂に対し、3ヶ月の理学療法が有効とされます。治療開始後6-12周で症状が改善することが多い。拘縮や、疼痛で内旋制限のある場合は治療が長期化します。理学療法で瞼板の断裂自体は修復されません。
関節内因子「腱板断裂、関節包肥厚・癒着、烏口上腕靱帯の肥厚」
関節外因子「肩甲骨、鎖骨、肋骨、筋肉」