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(月) 本日のコラム431 パーキンソン病と脊椎脊髄病変との鑑別
パーキンソン病:無動、筋強剛、安静時振戦、姿勢反射障害を4主徴とする。中脳黒質でのドパミン産生細胞の脱落による基底核での運動調整障害が起こるとされている。
パーキンソン症候群:パーキンソン病の運動障害と類似の症候を示す疾患群。原因として脳血管障害、薬剤、変性疾患、正常圧水頭症など。無動、筋強剛、安静時振戦、姿勢反射障害を4主徴のうち「無動もしくは筋強剛のいずれかを含む2つ以上の症状」を呈するものと定義されている。粗大筋力は保たれている。錐体路障害、運動失調、末梢神経障害、筋障害は認められず、錐体外路障害とされている。
・無動:動作緩慢だが筋力は保たれている、瞬目の減少・表情が乏しい仮面様顔貌。声が小さく単調。
・筋強剛:筋緊張度の異常で、亢進が認められる。受動的に関節を動かすとガクガクと歯車様の抵抗、鉛管を曲げるような一様の抵抗。
・振戦:四肢や頭部に起こる規則的な「ふるえ」。動作や体動で減弱または消失。4-6Hzの丸薬丸めるような振戦が特徴。頭部の振戦は、本態性振戦d値は横向けが多く、パーキンソンでは縦向けが多い。
安静立位の姿勢と歩容も、体幹は前傾で軽度屈曲、肘と膝も軽度屈曲。最初の一歩がでにくい。(すくみ足)。歩幅も小さい。(鶏歩)速度が速くなりコントロールが上手く出来ない。(突進歩行)
*高齢者ではパーキンソンと脊髄症が合併したり、鑑別診断が必要になってくる。
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(火) 本日のコラム433 神経痛性筋萎縮症 neuralgic amyotrophy
神経痛性筋萎縮症は一側上肢の神経痛で発症し、疼痛の軽快後に限局性筋萎縮が生じる疾患。腕神経叢とその近傍を首座とする特発性末梢神経症で、感染、外傷、労作、遺伝的素因など複数の誘因があるとされている。
肩甲・上腕部の筋萎縮を呈する典型例ではSTIR-MRIにて腕神経叢上部に異常信号が描出される場合がある。臨床亜型として、遠位筋優位型、前骨間・後骨間神経麻痺、腰仙神経叢障害などがある。
治療法は確立されていない。運動機能の予後は必ずしも良好ではない。
罹患肢の感覚障害を認めることが多いが、程度は軽い。
治療は、発症早期(4週間以内)にステロイドの投与が効果があるとされている。免疫グロブリン大量静注療法で良好な結果を得たとの報告があるが、有効性は確立されていない。
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(火) 本日のコラム434 自転車での事故が増えています
ここ最近、自転車でのケガが増えています。年の瀬も近づいて慌ただしいせいでしょうか。転倒したりぶつかったり様々な外傷で来られる方が増えています。自分の身は自分で守るしか無いので、とにかく危ないことはしないようにしてください。街を歩いていると道路を逆行したりスマホを見ながらイヤホンを装着しているケースも見受けられます。こうなると加害者になってしまう可能性もあります。小さな子供や高齢者の方が安心して暮らせるよう。ちょっとした気遣いや気配りが大切だなと思う今日この頃です。
(水)
(木) 本日のコラム435 末梢神経疾患と脊椎脊髄疾患との鑑別1
<肘部管症候群>
C8神経根障害との鑑別がしばしば難渋する。
肘部管症候群のしびれは背側も含めた小指と環視尺側のみ(ギオン管症候群は手指背側の症状はでない)で手関節皮線よりを中枢側へ6cm超えることは無いとされている。したがって環視橈側にしびれ感が少しでもある場合は頸椎疾患を考慮する。(破格で尺骨神経が環指橈側に分布することもあるのでさらに複雑になる)肘部管症候群と手根管障害が併発しても環指橈側にしびれをみる。
このように破格や合併例も含まれるために鑑別が難しくなる。頸椎の神経根症の場合は、多くは頚部痛で発症し、その後手のしびれなどが出てくる。経時的変化が特徴。C8神経根障害では、上腕三頭筋筋力の低下を見ることが多い。(神経支配はC6,
7
,8)
Tinel sign 陽性
肘屈曲試験:陽性が多い
神経伝導速度検査
<手根管症候群>
手根管以遠の正中神経障害の症状が出る。手掌側母指~環指橈側がしびれる。
C7神経根症との鑑別が必要。
C6神経根症:母指、示指に加えて手背、前腕にしびれ。肘屈曲障害(上腕二頭筋C5.C6支配、腕橈骨筋C6支配)、手関節背屈障害
C7神経根症:手背にしびれ、肘伸展障害、手指伸展障害
*手根管症候群でも上肢にしびれや疼痛を訴える例があるので注意を要する。(頚椎・頚髄障害と鑑別要す)
手根管症候群の運動麻痺は、母指の対立障害のみ(低位麻痺)
母指外転筋はほぼ正中神経支配、ただし他の母指球筋は尺骨神経支配や正中神経との二重支配の破格あり。
→母指外転筋のみ筋萎縮がある場合は、正中神経麻痺と診断できる
(金) 本日のコラム435 末梢神経疾患と脊椎脊髄疾患との鑑別2
<足根管症候群>
原因:ガングリオン、距踵関節癒合など圧迫を起こす疾患
足関節内側で脛骨神経が圧迫されることによって、足趾、測定にしびれ感がでる。S1神経根症との鑑別が重要。
しびれの範囲がS1神経根症と異なる
・S1神経根障害では足外側の感覚障害が出る(腓腹神経支配なので足根管症候群では足外側に症状は出ない)
・足根管症候群は脛骨神経(内側足底神経、外側足底神経、内側踵骨枝に分かれる)、多くは内側足底枝の障害で第4趾に内側と外側で感覚障害が出る。
・S1神経根障害では、腓骨神経支配筋である長母趾伸筋、長趾伸筋の障害がでるが、足根管症候群では出ない。
<腓骨神経麻痺>
膝部で腓骨頭後方内側を走行するので、L5神経根症との鑑別が重要となる。外傷や神経圧迫の既往が無いかチェック。長時間、膝を組んでいても起こることがある。膝の深屈曲位でも発症することがある。しびれ感はL5神経根症と同じで前脛骨部に沿って母趾-3趾足背にでる。
足外側(特に第5趾側)は内側腓腹神経と外側腓腹皮神経が合流した腓腹神経支配
なので、症状は及ばない。
*下垂足 腓骨神経麻痺でも腰部神経根症でも起こりうる。腰部からの場合、神経の圧迫が高度のことが多く、腰痛や坐骨神経痛などの症状が見られることが多い。足内反力に変化が無い。( 後頚骨筋麻痺を伴う腰部神経根症では内反力の低下が起こる)
*腓腹神経麻痺は下腿外側から小趾にかけてしびれが出る。(小趾のみのことも多い)運動障害は出ない。
(土) 本日のコラム435 末梢神経疾患と脊椎脊髄疾患との鑑別3
<遺伝性圧脆弱性ニューロパチー hereditary neuropathy whis liability to pressure palsies
, HNPP>
末梢神経の髄鞘蛋白の遺伝子異常により神経麻痺を起こす。軽微な圧迫で麻痺が生じる。既往歴、家族歴が重要。診断は筋電図検査と遺伝子検査。まれに生検が必要。常染色体優性遺伝。症状は末梢神経障害で、腓骨神経麻痺、尺骨神経麻痺、手根管症候群など。気がつかないほど軽微なものから重いものまで幅があり、症状の出現、消退があり、診断が難しいとされている。
多くは30-40歳代に発症し、緩徐に麻痺や感覚障害が進行します。正座などの圧迫などでも生じることがあり、病歴の聴取が重要となる。
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(火) 本日のコラム436 レントゲン撮影装置を入れ替えました。
電動で上下する撮影台を導入。これで踏み台の必要がなくなり乗り降りが楽になっています。また立位撮影台はオプションで持ち手がつけてあるのでより安定して撮影できます。音も静かで撮影へのスタンバイも短縮されています。最高出力は余裕の32kwとなっています。デジタルレントゲンを導入して以来、照射出力は40%程度まで減少していますのでより安定して撮影できます。




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年末年始の休業 12月30日~1月6日まで 新年は1月7日(月)より診療開始します
一年間、多くの方に当院をご利用頂きありがとうございました。新年は1月7日(月)より診療を開始します。緊急時は、診察券の表紙に記載してある院長緊急連絡先(携帯電話)までご連絡ください。可能な限り対応させて頂きます。
雪が降ると転倒による骨折が増えます。ご注意ください。それでは、良いお年をお迎えください。
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