コロナ肺炎に思うこと
中国の武漢では、多数の発症者が出て医療崩壊が起こり、助かる命も失ってしまった。実際のコロナウイルス感染による死亡率は医療が整った先進国では1.4%に満たないと考えている。この数字を大きいとみるか小さいとみるか意見の分かれるところではあるが、それほど大きな数字は無いと考える。適切な医療が維持されるかぎり、季節性インフルエンザより多いと言えよう。しかしながら一気に感染が起こり爆発的に患者が増えると、医療崩壊が生じ武漢と同様の悲惨な結果が生じてしまう。それ故に、外出制限や学校閉鎖などが行われるのである。収束には68%の人が感染しないと起こらないとされており、遅かれ早かれ全員感染するのは間違いない。したがって医療崩壊が起こらない速度で伝播するようにコントロールする段階なのだ。
身勝手な行動で感染爆発やクラスターを発生させないように、ひとりひとりの冷静な行動が望まれる。
なおコロナウイルスの感染は、気温が高くなると起こりにくくなるとのこと。春以降には収束していくものと考えている。
本日のコラム589 腋窩神経障害(四辺形間隙症候群)
腕神経叢から分岐した腋窩神経は、腋窩(わきのした)から三角筋へ、また上外側上腕皮神経として肩外側の知覚を担う。外傷やオーバーユーズにて腋窩神経障害を起こすと、肩外側の知覚障害、肩関節の外転障害が生じる。また上肢を挙上すると腋窩神経が牽引されて肩関節後下方の疼痛が出現する。オーバーヘッドモーションを行うスポーツ(投球、テニス、バレーボール、水泳など)で痛みが出る。肩外側の知覚障害、肩甲骨外側で肩関節後下方の圧痛を認める。
治療はまずは保存療法で局所安静、周囲筋のリラクゼーション、超音波治療、肩甲胸郭関節機能訓練、投球フォーム指導など。保存治療に抵抗性の場合は手術を考慮する。
本日のコラム586 小児期における骨盤周辺 骨端症・裂離骨折
骨端症・裂離骨折
好発部位:腸骨稜、上前腸骨棘、下前腸骨棘、小転子、坐骨結節
14-16歳頃に好発。
強い牽引力で裂離骨折、弱い牽引力で骨端症
1.上前腸骨棘裂離骨折(縫工筋、大腿筋膜張筋起始部)
保存療法、転位がある程度あれば手術を考慮。外側大腿皮神経麻痺を伴う場合は保存療法では麻痺が残存することが多いので手術を選択する。
保存療法は、松葉杖歩行と安静→レントゲン所見や疼痛の度合いによって安静度や復帰を勘案。復帰は骨癒合が確認出来てから行う。
種々手術はスクリューによる内固定。
骨癒合が確認できたら全荷重、スポーツ復帰を徐々に行う。
2.下前腸骨棘裂離骨折
原因;キック動作が多い
転位が軽度の時は保存療法。高度の場合は手術。
保存療法は上前腸骨棘裂離骨折と同じ。手術も同じ
3.坐骨結節裂離骨折
原因;ハムストリングの過大な収縮時に下肢が伸展強制される
治療;転位が小さい場合は保存療法。大きい場合は手術。
本日のコラム587 大腿骨頚部疲労骨折
まれ。運動中に股関節周辺に誘因無く強い痛みが出る。2種類あり。大腿骨頚部の内側は上下方向の圧力により生じるのでcompressionType 予後が良い。大腿骨頸部外側は牽引する力により引き裂かれるように疲労骨折が生じるのでtransverseTypeと呼ばれ、予後不良となることがある。
治療 他の文献ではいずれのTypeも免荷させていることが多い。発症後4週間の完全免荷。もしくは診断確定後4週間程度の完全免荷。6週間で全荷重。8週間で復帰。→compression
typeは手術に移行するケースが多いようだ。
compression type ;スポーツ活動の禁止、骨癒合が得られたら徐々に再開
transverse type ; スポーツ活動の禁止に加えて完全免荷歩行。骨折線がみられ安静加療で改善しない場合は手術を考慮。
治療期間短縮に低出力超音波パルスLIPUSが有効との報告がある。
早期にはレントゲンに出ない。MRIが有効。
春分の日
コロナ一色
世の中、コロナ騒動でネットもテレビもコロナ、コロナと喧しい。コロナ疲れという現象も起こっており、自粛に次ぐ自粛にいささか食傷気味です。当院でも職員のマスク装着、手指消毒の励行、十分な換気、機材の消毒、空気清浄機、プラズマクラスター発生器、オゾン発生器、UV殺菌装置などなど、積極的に導入しています。
コロナ騒動は、夏には落ち着くかなと思ってましたが、どうやら年を越して起こるようです。我慢に我慢を重ねて頑張るしかないようです。恐れる者ほど生き残るともいわれますので、皆さんもくれぐれも日常生活に気をつけてください。
コロナに始まりコロナに終わった3月でした。