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池田医院
整形外科 外科 リハビリテーション
2025年8月
新患Web予約
1日 猛暑が続いています。お気を付けてください。
2日 Googleでの評価

ブレンダさんはGoogleのローカルガイドとして多くの投稿をされています。その中に当院へのものがあります。診察の状況がおわかり頂けると思います。

Brenda Ariesty Kusumasari
ローカルガイド 134 件のレビュー 87 枚の写真

(原文)
As a foreigner living in Kyoto who speak limited Japanese, I'm so grateful to find Ikeda Clinic.

I have knee injury since 2006 and because it gets worse, I decided to visit this clinic.


Ikeda Sensei is a great person and his English is very good.

He really took his time to examine my knee, never rush a thing. He did the x-ray and ultrasound by himself.

He smiled and told me to relax when I was afraid of the pain.

He explained everything with words that are easy to understand. My injury is pretty bad but he told me gently so that it didn't scare me.

We discussed about the treatment in a way that he didn't force me to choose but yet suggest me to think wisely.
I'm thankful for his professionalism and his kindness.

I need to visit this clinic again for further discussion and I feel at ease since I know Ikeda Sensei will take a good care of my injury.

Thank you
3日
4日
5日 肘内障

肘内障(幼児) pulled elbow

要約:いわゆる肘が抜けた(橈骨頭・輪状靱帯の亜脱臼、回内筋の巻き込み)と言われる状態。用手的に整復する必要があります。

肘関節の橈骨頭を固定している輪状靱帯が牽引力等によりずれて亜脱臼するために肘の痛みが生じます。最近では、
輪状靱帯に回外筋の一部が線維結合しており、これが輪状靱帯とともに嵌頓しているという説が有力です。(超音波でJ-sign、整復後に回外筋の腫れ)

多くは5歳までの子供に起こります。(2ヶ月の幼児での報告あり)手を引くと起こることはよく知られていますが、子供同士で遊んでいるうちに転倒などをして手が身体の下敷きになり肘が引っ張られて発症することもあります。保育園等では目撃者がなく、はっきりした受傷機転が不明なこともよくあります。寝返りなどでも起こると報告されています。

抜けた肘は痛いのでまっすぐ下垂したまま、もしくは肘を曲げて回内位を取ったまま動かそうとしません。これを見たら肘内障の疑いが強くなりますが、肘内障ではなく鎖骨骨折、肘周辺の骨折を起こしていることもあるので注意深く診察します。逆に肩が抜けたと連れて来られることもあります。落下等の強めの外傷が生じているケースでは上腕骨骨端軟骨の損傷や、周辺の骨折が生じて痛んでいることもあります。

他の疾患が疑われたり判断に迷うときは、両肘のレントゲン撮影を行い骨折の有無を調べます。また超音波断層撮影で肘内障の特徴であるJカーブや橈骨頭-上腕骨小頭間の開離差(3mm以上)が見られるかチェックします。レントゲンや超音波で関節内の血腫を認める場合は、肘内障ではなく骨折の可能性が高い。

治療は徒手整復を行います。整復はとても簡単なこともあれば、数分かかることもあります。このことは保護者に前もって伝えておくとよいでしょう。

整復方法

1.回内法
 a.回内屈曲法(肘90度屈曲→回内し更に深く屈強)
 b.過回内法(肘90度屈曲→過回内)

2.回外屈曲法

肘内障整復法の比較表

項目

過回内(Hyperpronation)

回内屈曲法(Pronation-Flexion)

回外屈曲法(Supination-Flexion)

操作の主軸

前腕の強い回内(過回内)

前腕の回内+肘の屈曲

前腕の回外+肘の屈曲

整復の瞬間

回内操作中に「クリック感」

回内後、肘を屈曲させた際に整復されることが多い

肘を屈曲させた際に整復されることが多い

成功率

高い(97.5%との報告)

やや低め(86%程度)

同程度またはやや低め(報告により差あり)

操作の簡便性

単純な回旋操作で完了

回旋+屈曲の複合操作が必要

回旋+屈曲の複合操作が必要

患児の痛み

少ない傾向(整復試行回数も少ない)

やや痛みを伴うことがある

やや痛みを伴うことがある

推奨される場面

第一選択として推奨されることが多い

過回内法で整復できない場合に選択されることが多い

回内法・過回内法で整復できない場合の代替法

 
通常の肘内障で想定される痛みより強い場合は、骨折の有無を最初にチェックするようにします。
 
*整復されなかったらどうなるのか? 未治療の場合でも自然整復される例もあります。整復されずに長期経過をたどった報告はほとんどありません。手術の報告も非常にまれで通常行いません。とはいえ、
機能障害を残す可能性もあり、再整復を試みます。

整復されなかった場合の予後

状況

予後の傾向

短期的な整復困難

シーネ固定+翌日に再整復で良好な回復

整復不全(滑膜肥厚など)

疼痛・可動域制限が残る可能性あり

長期放置

自動運動障害など機能障害のリスク

非典型的受傷機転

診断困難だが、整復で改善可能


*2025年8月現在、肘内障の整復困難例がどの程度あるのか、再整復されない割合、その後障害が出る割合などは全く分かっていません。

文献:日本肘関節学会雑誌(2024年)

非典型的な受傷機転による整復困難例
年長児の肘内障で、初診時に整復されず疼痛が持続した症例が報告されています。


エコーによるJサインの確認
整復前後の超音波画像で、**輪状靭帯と回外筋の関節内への引き込み(Jサイン)**が確認され、整復後に消失。


考察
整復されないまま経過すると、疼痛や可動域制限が持続する可能性があるため、画像診断による早期確認と再整復が重要とされています。

日本肘関節学会雑誌 31(2):2024(J-STAGE PDF)

6日環軸関節回旋位固定

環軸関節回旋位固定 atlantoaxial rotatory fixation  (AARF)

子供が急に頚を痛がってまっすぐ向けずに首が斜くようになります(斜頚位)。斜頸を起こす原因には、炎症性と外傷性を考え、それぞれ咽頭部の感染、環軸椎の亜脱臼(環軸関節回旋位固定)の有無を調べます。レントゲンで小児の場合、環軸関節の前後の隙間4ミリ以内、歯突起前方の軟部組織は2-7ミリが正常でそれ以上に開いている場合は何らかの異常が隠れている可能性があります。

環軸椎回旋位固定は、開口位でレントゲンを撮影します。環軸椎関節で歯突起の位置に左右差がある場合は亜脱臼をしています。亜脱臼の治療は初期は頚椎カラーで経過をみる、もしくは牽引治療を追加する。1週間以内に改善しない場合は入院して持続牽引を行います。治療せずに長く放置すると固定され拘縮が生じ元に戻らなくなることもありますので、発症したらただちに整形外科を受診してください。
 
 
環軸関節回旋位固定 atlantoaxial rotatory fixation  (AARF)

環軸関節で回旋位の固定が起こる疾患です。感染症の後や外傷を契機に起こることも多いのですが、微少な外傷やはっきりとした原因が分からないこともあります。主に子供に見られますが、大人の発症もまれながら報告されています。

一側の頚部痛で発症します。痛い方に頸が回旋して固定されます。(cock robin position)典型例では、自動的にも他動的にも痛みで頸を動かせません。診断は、これらの症状に加えて、開口位レントゲンにて歯突起の左右への偏位が見られます。側面像では環椎の回旋に加えて、前方への亜脱臼見られることがあります。CT検査は有効で、回旋度、環軸関節の脱臼・亜脱臼の有無がわかります。前方への亜脱臼が強いと手足の麻痺(四肢麻痺)が出現することがあります。

CTによるFielding分類TypeIからTypeIVまであります。TypeIは、回旋位固定は認めますが、環軸椎の前方脱臼・亜脱臼が見られないもので、通常、痛みや可動域制限も比較的軽く、積極的治療を行わなくとも、数日で改善することが多いとされています。数日で改善しない場合は、消炎鎮痛剤や頚椎カラーを使用します。

一週間以上症状の改善が無い場合は、入院してベッド上安静や牽引治療を行うのが望ましいとされており、まれにTypeIから進行してII~IIIに移行するケースもあるとされています。

症状が出て1-3ヶ月(亜急性期~慢性期)は、整復後、ハロー牽引やハローベストによる治療が必要となります。不安定で再発することも多く、再発例、不安定例や3ヶ月以上症状が続くケースでは、環軸椎後方固定術を考慮します。


病期  急性期   陳旧期  
炎症期(安静時疼痛を伴うことが多い) 拘縮期(解熱してある程度回旋運動が可能)
通常発症一週間以内で到達
病態 関節包周囲の炎症 関節包の拘縮 拘縮の残存
関節面の変形
症状 頚部痛
疼痛により回旋不可
斜頚
回旋可動域の左右差
斜頚
回旋可動域の左右差
治療 炎症の改善
局所安静

→原疾患の治療、頚椎カラー
アセトアミノフェン
軟部組織拘縮のリリース(牽引療法、可動域訓練)
→ベッド上の場合、頚部の向きと反対側にテレビやタブレットを置いて見せる
改善しない場合は徒手整復を試みる
徒手整復
*リモデリング療法
(観血的手術)

*リモデリング療法:通常発症2-3ヶ月後に環軸関節の変形が画像上はっきりすることが多いとされ、この時点で骨性の癒合がなければ、全身麻酔下に十分な徒手整復行い整復位を保持するために halo ベストを装着する療法。最も低侵襲。ハローベストの装着期間は2ヶ月から3ヶ月行う。後方固定術は最後の手段で、リモデリング療法でほとんどが改善するとされている。

*Fieiding分類
Type1 前方偏位なし
Type2 前方偏位あり(ADI:3-5mm)
Type3 前方偏位あり(ADI:5mm以上)
Type4 後方脱臼 まれに前方ではなく後方に脱臼するケースがあるので注意
→ADIとは環軸歯突起間距離(atlas-dens interbal)のこと。


4段階分類

病期

主な病態

臨床症状

治療方針

急性期(炎症期)

関節包周囲の炎症

安静時痛・回旋不可

安静・消炎・カラー固定・薬物療法

急性期(拘縮期)

炎症軽快+拘縮出現

斜頚・左右差あり・痛み軽減

軟部組織リリース・牽引・可動域訓練

亜急性期

拘縮残存・炎症消失

斜頚・可動域制限・痛みなし

姿勢指導・リハビリ・徒手整復

陳旧期

関節面変形・拘縮固定

慢性斜頚・可動域制限

*徒手整復・観血的手術(必要時)


*麻酔下で、徒手整復もしくは後方固定手術

■保存的治療の有効性(久留米大学ほか 79例の検討)

治療法

症例数

有効例

無効例

コメント

頚椎カラー

43例

23例

20例

初期治療として推奨。発症から初診までの期間が短いほど有効。

Glisson牽引(カラー無効例)

20例

19例

1例

カラー無効例に対して高い有効性。

初期からGlisson牽引

32例

31例

1例

年長児や初診遅延例に有効。

徒手整復+Halo固定

1例

1例

-

牽引無効例に対する最終手段。


再発率:12.7%(10例)
再発例の傾向:牽引期間・外固定期間が短い傾向あり
推奨:頚椎カラーで1週間改善なければ速やかに牽引へ移行

■持続牽引治療の成績(JPOA 3施設共同研究 24例)

Pang分類

整復までの平均日数

回旋方向変化

再発例

Type III

2.5日

あり(25%)

2例

Type II

9.9日

あり

-

Type I

9.8日

あり

-

整復成功率:100%
牽引治療は安全かつ高成功率
注意点:回旋方向の変化が25%に認められ、動的評価が重要

■AARFにおける「整復」の定義(JPOA研究より)

定義

整復とは、「牽引治療によって環軸関節の回旋異常が解消され、正常な解剖学的位置(整復位)が画像的に確認された状態」を指します。

■整復の判定基準

判定方法

内容

画像評価

動的CTにて環軸関節の回旋角が正常範囲に戻ったことを確認(Pang分類でType Iまたは正常)

‍️ 臨床症状

頸部痛・斜頸の消失、可動域の改善

回旋方向の安定性

治療中に回旋方向が変化することがあるため、安定した整復位が持続することが重要

研究では「牽引治療開始から整復位確認までの期間」を明記しており、整復位の確認が治療成功の指標となっています。

 
大人の環軸関節回旋位固定 atlantoaxial rotatory fixation 

子供が朝起きたら首が痛くなって、痛む方と反対側に顔をひねるようにして訴える病気です。はっきりした誘因が無い場合もありますがマット運動などでの外傷が契機となることもあります。ほとんどが子供に起こりますが、まれに大人にも発症することがあります。今回、格闘技で頸椎を捻られてから首に引っかかり感があるとのことで来院されたまれな成人例をご紹介します。(本人の許諾を得ています)

環軸関節は、第1頚椎であるリング状の環椎と第2頚椎である歯突起という突起を持った軸椎で形成されます。主に首を左右に向く動作を担っています。この環軸関節がずれてしまい、痛みで首が動かせなくなる状態を環軸関節回旋位固定と言います。

大人の場合は、ほとんどが高エネルギー損傷で起こるとされています。

初診時(受傷後一ヶ月)

左:レントゲン開口位正面像 歯突起が右にずれています。また下顎が左に向いています。

右:MRI 横断像 歯突起が右方向にずれています。歯突起を止めている環椎横靱帯の左側が高信号(T2強調像) 

ソフトカラーを装着して安静をはかりながら、京大病院を受診して頂きました。

*成人例は極めてまれで、論文もわずかしか無い状況でした。一般的に改善しない場合は手術が必要なこともあり、念のため京大病院整形外科脊柱外来にコンサルトしています。

一ヶ月後:頸椎のソフトカラーを装着し、痛みは改善しました。画像上も歯突起はほぼ中央に収まっています。可動域も良好で引っかかり感は消失しています。MRIでは、初診時に腫れていた環椎横靱帯の左側は縮小しています。

文献では、小児例の報告が多かったです。画像としてはレントゲンやCT像はあっても、MIRI像は見当たりませんでした。子供はじっと出来ないので時間の掛かるMRIには不向きなためと思われます。最近では、CT類似MRIという手法を使って、CT画像に似たMRIを撮影し、評価することがあります。(まだまだ普及していません)

今回、MRI像の経時的変化をみると、当初、外傷性に環椎横靱帯の片側性損傷が起こり、これにより同靭帯の腫れ(浮腫)が一側に生じた結果、歯突起が中央より偏位したのではないかと思われます。その後、局所安静により腫れが引いて歯突起が中央に戻り、病状が改善することが示唆されます。

7日 急性期外傷への応急処置は従前よりRICEが有名ですが、最近ではPOLICEに進化しています。また回復期のことも含めて、Piece&Loveという考え方も出てきています。
   応急処置プロトコルの比較表
処置法 構成要素(略語) 主な目的 特徴・進化のポイント
RICE Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
炎症・腫脹・疼痛の抑制 最も古典的な方法。安静と冷却を重視。
POLICE Protection(保護)
Optimal Loading(最適な負荷)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)
再損傷防止と早期機能回復 「安静」から「最適な負荷」へ進化。早期リハビリを重視。
PEACE & LOVE PEACE
Protection(保護)
Elevation(挙上)
Avoid anti-inflammatories(抗炎症薬の回避)
Compression(圧迫)
Education(教育)

LOVE
Load(負荷)
Optimism(楽観主義)
Vascularisation(血流促進)
Exercise(運動)
自然治癒力の活用と長期的な機能回復 炎症を「治癒の一部」と捉え、心理・教育・循環も重視する包括的アプローチ。

RICE:1978年に提唱。短期的な炎症抑制には有効だが、過度な安静が回復を遅らせる可能性あり。

POLICE:2012年頃に登場。Optimal Loadingの概念が導入され、早期の機能回復を促進。

PEACE & LOVE:2019年に提唱。炎症を抑えすぎず、教育・心理・循環・運動を含む現代的なリハビリ戦略。


アイシングの実践的なまとめ  
時間帯 推奨度 理由
0〜6時間以内 鎮痛・腫脹抑制に有効。神経伝導速度の低下による鎮痛効果あり
6〜12時間 状況により判断(痛みが強い場合など)
12時間以降 血流阻害・再生遅延のリスクあり。使用は慎重に

アイシングは「初期の炎症制御と鎮痛」に限定して使うべきで、長時間・長期間の使用は避けるべきというのが現在のコンセンサスです。


POLICE処置の構成(急性期対応)  

項目

意味

目的

P

Protection(保護)

再損傷を防ぐための固定や安静

OL

Optimal Loading(最適な負荷)

適切な範囲での活動により治癒促進

I

Ice(冷却)

炎症・腫脹・疼痛の軽減

C

Compression(圧迫)

腫脹の抑制

E

Elevation(挙上)

浮腫の軽減

急性期の炎症・腫脹を抑えることに重点
「安静」よりも「最適な負荷」を重視し、早期回復を促進

Optimal Loadingの意義
従来のRICE(Rest, Ice, Compression, Elevation)では「安静」が強調されていましたが、近年の研究では過度な安静がかえって組織修復を遅らせることが分かってきました。

Optimal Loadingは以下のような効果を期待されています:

細胞応答の促進:適切な負荷が治癒に関与するタンパク質の生成を促す

組織修復の質向上:機能的な範囲内での負荷が、より良い修復を導く

循環の改善:血流や代謝が促進され、回復が早まる


8日
9日 
10日
11日
12日
13日
14日夏期休業
15日夏期休業
16日夏期休業 
17日
18日
19日
20日
21日
22日
23日
24日
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31日
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